第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜午後の部、特訓の成果、夜の散歩〜
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「ふーーーん。で、結局思いどおりにするってのは嫌だと思ったんだろ?」
「ああ・・・・・」
「だったらその通りなんじゃねぇの?この世界は最初からお前だけの思い通りにではないってことじゃね?お前がそう思ってるってことはさ」
「あ・・・・・そうか・・・・・・」
「自分の思い通りの世界作るなんてな、「奴」だけで十分だってーーの」
「ありがとうな・・・・・」
「なーーに真面目腐った顔して考え込んでんだか。オレが今まで巡った世界にもな、同じような力持ったとんでも女子がいたよ」
「どんな?」
「現実をある程度捻じ曲げるってやつだな。しかもそこは外史じゃないんだぞー?」
「そ、そいつはどうしてるんだ?」
「そんなこと知らずに周り引っ掻き廻しているよ。で、その周りが彼女に知られないように事後処理してる。面白かったなーーーあそこも。死にかけたけど。あっはっはっは!!!」
「笑い事じゃないだろ、死にかけたって・・・・・・」
「笑い事だよ〜〜〜〜。「死」なんてオレにとっちゃ恐怖ゼロの取るに足らないもんだもの〜〜〜〜」
「へ、へぇ〜〜(凄い覚悟で乗り越えたんだろうな、それは・・・・・・)」
(あれ?なんか勘違いしてるかも?まぁいっかな〜〜〜〜)
「で?他に訊きたいことは?お兄さん、なんでも相談にのっちゃうぞ?」
「お兄さん・・・か」
「ん?」
「いや、なんでもないさ。ありがとな」
「こっちもなかなかにスリリングな体験できたからいいさ。帰るか?」
「そうだな・・・・・でもオレ部屋に帰ったら・・・・・」
「オレっちの部屋来い。そこなら大丈夫だろ」
そう言って蒔風と一刀は城に戻った。
こそこそと蒔風の部屋に戻り、蒔風はどこからかやってきた荷物から寝袋を出す。
蒔風は構わないと言ったが、一刀がいいからいいからと言って蒔風がベッド、一刀が寝袋で眠った。
結局、「奴」は今日来なかった。
to be continued
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