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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
21話『タッグマッチ』
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、確かにこの距離なら外さないな……』
そんな中、四季の言葉が響く。シャルロットとの距離をつめ、シールドを突きつける。本来のヴレイブのシールドに装備されているのはシールドキャノンだが、改造型のこのシールドは違う。
「一尖、必撃!!!」
奇しくも四季の持つそれは、シャルロットと同じ武器……シールド内蔵型パイルバンカー『シールドバンカー』。
「ヴレイブバンカー!」
四季の一撃がシャルロットのSEを大きく削り取る。
「かはっ!」
「シャル!!!」
四季の一撃によって苦悶の表情を浮べて吹き飛ばされるシャルロットを一夏は慌てて受け止める。
「くっ……ぅ」
「シャル、無事か!?」
「っ!? わあぁぁぁ! い、一夏!?」
至近距離で見た一夏の顔に、思わず慌てた反応を見せてしまうシャル。
「それにしても、あいつ……あのタイミング、狙ってたのか?」
「多分……そうだと思うよ」
一夏とシャルはHi−νガンダム・ヴレイブの金色のデュアルアイを通して自分達を見下ろしている四季の姿を見上げる。
「本当に、彼は強いね……」
「ああ、本当にどんな奴に鍛えられてるんだろうな、あいつは?」
DEMの謎が深まるばかりの一夏とシャルロットの二人だった。最上級の実力の持ち主……異世界の英雄達が直々に鍛えているのだから、実力も相応の物を持っているのも当然と言えるだろう。
(まさか……あいつに助けられなかったら、私は……こんな所で負けていたのか?)
四季に救われなかったら負けていたと言う事実にラウラの精神は打ちしがれる。相手の実力だけでなく、味方の実力さえも見誤った。認める他無い……四季は自分よりも『強い』と。だが、それでも……
(私は……! 確かに相手の実力を見誤った。シャルル・デュノア、旧式機使いとは言えこの者の戦闘力は私に匹敵しうる)
そして、そのシャルロットと渡り合った上で優位に立っている四季の後姿がラウラの目に映る。
(五峰四季、最新鋭の機体の性能に頼って最強と呼ばれているだけだと思っていた。違う、奴の戦闘力も……経験も……私を凌駕している)
対戦相手であるシャルロットと一夏だけでなく味方である筈の四季さえもラウラは睨み付ける。
(私は……私は負けられない! 負けるわけには行かない!!!)
そんなラウラの心境を見て月にある『ヤツラ』はゆっくりと笑みを浮かべる。前回の反省は幻夢界と言う空間に閉じ込めたからこそ、四季の救援に流星の騎士団の三人が現れた。ラウラと彼女のISの中にあるモノを利用すれば……それを利用して新たな刺客を送り込むことができる。
そんなラウラの心情など知らない四季はブレ
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