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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
21話『タッグマッチ』
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中しないと効果は維持できない!)

 そのラウラに生まれた一瞬の意識は空白は、最大限の好機となる。だが、

「なっ!?」

 そこで雪片から光が消え、零落白夜の持続時間が終ってしまう。最大の好機でエネルギー切れ……最悪のタイミングで一夏にとって警戒していたことが起こってしまった。

(ここに来てエネルギー切れ!?)

 その光景にラウラは己の勝利を確信する。勝負の流れ……いや、勝利の女神は己の方に微笑んだのだと。

「残念だったな、限界までSEを消費してはもう戦えまい!」

 そう、一夏の白式の武装は雪片一本のみ。その雪片もSEを消費する以上、限界まで消費した時点で最早戦うことは出来ない。

「やらせない!」

 そんな一夏とラウラの間にビームマシンガンを構えてシャルロットが割って入る。

「邪魔だっ!」

「うあっ!」

 新たに現れた障害に対して、主武装(メインウェポン)のレールカノンが破壊されている為、副装(サブ)のワイヤーブレードを射出するも、それはシャルロットの装備していたシールドで防がれてしまう。四季との戦いで大きくSEを消費しているシャルロットも既に危険な状態だ。

「シャル!」

「君の主武装のレールカノンはさっき破壊したからね……」

 微笑を浮べながら一夏の言葉に答える様にラウラに対して、一丁のビームマシンガンを手放しながらゆっくりと言葉を告げる。

副装(サブ)のワイヤーブレードなんて避けるまでもないね、一気にカタをつけるよ!」

 そう宣言し、シャルロットが使った技に一夏とラウラは驚愕する。

「なっ……! 『瞬時加速(イグニッション・ブースト)』だと!? そんなデータは無かった!!!」

「今、初めて使ったからね」

「な、何……!? まさか、この戦いで覚えたと言うのか!?」

「敵と味方に二人も良いお手本が居たからね!」

 ラウラにとって予想外の事態に動揺したのか、動きを止めてしまいビームマシンガンの弾幕に曝される事となる。

(ラウラを出し抜くなんて、やっぱりシャルの器用さはずば抜けているな)

 ラウラを完全に出し抜く形となったシャルに思わず感心する一夏。

「だが私の停止結界の前では無力……。っ!?」

 後ろからの衝撃にシャルロットへと意識を向けようとしていたラウラの意識が途切れる。ラウラが其方の方へと意識を向けると、そこには……ビームマシンガンを構えて笑みを浮かべている一夏の姿があった。

「この距離なら外さない!」

 シャルロットのラファールの装備された第二世代の武装の中で最強の破壊力を持った一種の浪漫武器……

「六九口径パイルバンカー《盾殺し(シールドピアーズ)》!」


『ああ
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