第1章
旧校舎のディアボロス
第11話 幼馴染み、怒ります!
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包み込む。
光が止むと、そこには、淡い緑色の光を全身から発するレイナーレがいた。
「ウッフフ。アッハハ! 至高の力! これで私は至高の堕天使になれる! 私をバカにしてきた者たちを見返すことができるわ!」
「ざけんな!」
俺は駆け出す!
「悪魔め!」
「滅してくれる!」
立ち塞がる神父たち。
一人の神父による斬撃を神器で防ぎ、そのまま神父を殴り倒す!
「どけ! てめぇらに構ってるヒマはねえんだ!」
横合いから斬りかかってきた神父を蹴りでひるんだところを、回し蹴りで蹴り倒す!
「ッ!?」
背後からも神父が斬りかかってきたが、そこへ木場が割って入ってくる!
「なっ──うおっ? うわっ!?」
木場の闇の剣によって光の剣を浸食され、それを見て驚く神父を小猫ちゃんが投げ飛ばす!
「Attack!」
明日夏の声が聞こえたと思った瞬間、俺の頭上を体から電気を迸らせ、両手にナイフを逆手で持った明日夏が飛び越えていった!
「「っ!?」」
明日夏はそのまま、神父二人に飛びかかり、神父二人を押し倒しながら手に持つナイフを神父二人の首に突き刺した!
神父からナイフを抜き、明日夏は神父の集団に向かって飛び出す。木場と小猫ちゃんも明日夏に続く。
三人は次々と神父たちを薙ぎ倒していき、階段までの道が開けた!
明日夏がアイコンタクトで伝えてくる。「ここは俺たちに任せて、おまえは行け」と。
明日夏! 木場! 小猫ちゃん!
「サンキュー!」
三人に感謝して、三人が開いてくれた道を駆け抜ける!
「アーシアァァッ!」
アーシアの名を叫びながら、階段を駆け上る!
「・・・・・・アーシア・・・・・・」
そして、ようやくアーシアのもとにたどり着くが、アーシアはまるで、糸が切れた人形のようにグッタリとしていた。
「ここまでたどり着いたご褒美よ」
そう言い、レイナーレが指を鳴らすと、アーシアを拘束していた鎖が消失する。
「アーシアッ!」
戒めが解かれ、倒れ込んでくるアーシアを抱き抱える。
「アーシア、大丈夫か!?」
「・・・・・・・・・・・・んぅ・・・・・・イッセー・・・・・・さん・・・・・・」
「・・・・・・迎えに来たぞ。しっかりしろ」
「・・・・・・・・・・・・はい・・・・・・」
アーシアの返事は弱々しく、生気を感じさせなかった。
「その子はあなたにあげるわ」
「ふざけんな! この子の神器を元に戻せ!」
「うふ、バカ言わないで。私は上を欺いてまで、この計画を進めたのよ? 残念ながら、あなたたちはその証拠になってしまうの。で
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