【ハリー・ポッター】編
169 ギルデロイ・ロックハート
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そこにしてあったりなかったり部屋≠後に。
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地味に今年度のキーアイテムであるマンドレイクを、ハッフルパフの生徒と一緒に薬草学≠ナ世話をしたり、変身術≠ナは復習としてコガネムシをボタンを変えたりしている内に今年度初の闇の魔術に対する防衛術≠フ授業となる。
……その時、コガネムシをボタンに変化させられたのは、俺とアニー、ハーマイオニーくらいなものだった。復習さえちゃんとやっていれば、コガネムシをボタンに変化させられたはずなのだが、皆、夏期休暇中に、脳ミソからほとんど融けてしまったらしい。
閑話休題。
闇の魔術に対する防衛術≠フ枠をハートマークで囲むくらいには浮き足立っているハーマイオニーと、アニーのファンらしいコリン・クリービーがアニーに絡み──それをアニーが一刀両断しているの脇で眺めつつ闇の魔術に対する防衛術≠フ教室に入る。
空いている席を見つけては座り、適当にアニーとハーマイオニーと雑談していると、他の皆もまた席に座ったようで。……軈てハーマイオニーや他の大多数の女子がお待ちかねであろう人物──ギルデロイ・ロックハートが入室してくる。
……そしてロックハートは皆から見える位置に立っては、キランッ☆ ……と、真っ白な歯を見せびらかす様にはにかんでは、訊いてもいない事を話し始める。
「勲3等マーリン勲章、闇の力に対する防衛術連盟名誉会員、【週刊魔女】5回連続チャーミング・スマイル賞℃賞──そう、ギルデロイ・ロックハートとは私の事だ」
「はぅ…」
そしてまたロックハート先生──もとい、ロックハートは自身の歯並びには大層な自信があるようで、キランッ☆ ……と、はにかんでは締める。
……俺とアニーに挟まれるように座っているハーマイオニーの甘い吐息は聞かなかった事に。
「……まぁ、とはいってもバンドンの泣き妖怪バンシー≠スマイル一つでダウンさせた訳ではありませんのでそこまでの話を詳らかに語るつもりはありませんが──時間も有限ですしね」
ロックハートは自慢話とよくわからないジョークをそこそこに区切り、「……どうしても≠ニ云う生徒がいるのなら課外授業で教授するのも吝かではありませんがね」と続けては、教室を見回す。
「……ふむふむ、どうやら皆さん私の本を全巻そろえたみたいですね。さて今から授業です>氛氓ニは言いたいですが、私は皆さんがどれだけ私の本を読み込んでくれたかが判らないので、ミニテストを行います」
ロックハートは「今から30分です──始め!」と、手拍子をしたので俺もテストに集中し──たのだが、豈図らんや、よも
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