【ハリー・ポッター】編
168 セストラル
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「「……と、誰?」」
ハーマイオニーがアニー、俺の──ネビルが俺、アニーの順に姿を各々に確認すると、ほぼ同時に二人の視線はジニーへ向かう。
「ジネブラ・ウィーズリー。妹だ。……ほらジニー、話しを聞かせたことがあるだろう? 女子の方がハーマイオニー・グレンジャーで──男子の方がネビル・ロングボトムだ」
「はじめましてミス・グレンジャーにミスター・ロングボトム。……ジニーって呼んでね」
「よろしくね、ジニー。ハーマイオニー・グレンジャーよ、ロンとは仲良くさせてもらってるわ。……私もフランクにハーマイオニー≠チて、呼んでちょうだい」
「僕はネビル・ロングボトム。……去年、君のお兄さんのロンにはお世話になったよ。……だからと云う訳でもないんだけど、僕のことも普通にネビル≠チて、呼んでね」
「ネビル、ハーマイオニー──二人ともよろしく」
………。
……。
…。
楽しい時間が早く過ぎる現象を何と云ったかは定かではないが、五人で和やかに過ごせたコンパートメントでの時間はあっという間に経過して、プラットホームに着いた時には夜の帳はもう降りきっていてもう真っ暗だった。
ジニーは他の新一年生と同様──去年の俺達同様、ハグリッドに率いられて違うルートでホグワーツに向かった。……この──馬車っぽい乗り物≠見る限り、上級生は陸路を行くことになっているようだ。
独りでに動く馬車っぽい乗り物≠ネんて魔法界では普通な事だと割りきっているのか──マグル生まれの二年生ですら馬車っぽい乗り物≠ノ意識を割いていないが、馬車っぽい乗り物≠牽いている生物≠ヘ俺には見えている。
【幻の動物とその生息地】にも記述が在った、死≠見て、本当の意味で死≠理解しなければ見えない$カ物──セストラルだ。……種類は灰色な色合いからして──俊足のグレニアンだと予想出来る。
……俺は馬車っぽい乗り物≠牽いている生物>氛气Zストラルをできるだけ見ない様にしていると、くいくい、と横を歩いていたアニーから袖口を引かれる。
「ロン、あれ≠チてもしかして…」
「アニーにも見えているのか」
(……そういや、アニーはクィレルを殺した時意識があったか…)
小声で話すアニー。……そこでアニーはクィレルの死に様≠見ていたのを思い出した。
「……もしかして、見えてない&が良い感じ?」
「かもな」
アニーは周囲のリアクションから、身の振り方を決めたようで、俺も賛成する。……セストラル≠ェ見えると云うことの重要性が判ってしまったらしい。
アニーは目立つし、俺には上の兄弟がい
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