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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十二話 ホテルアグスタ 2
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ホテルアグスタへ到着した機動六課メンバー。
先に入っている副隊長と合流し警備任務に当たる。
いつもと同じように平常心の筈のティアナだったが……
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。
outside
ホテルに到着してヘリから降りる時に、キャロはシャマルがウキウキしながら3つの箱を持っている事に気づいた。
「シャマル先生、それ何ですか?」
「ん、これ?うふふふ、隊長達のお仕事着」
これ以上ないくらいに良い笑みを浮かべたシャマル。
「楽しみよねぇ〜♪」
そう言いながら、シャマルはスキップで隊長達と共にホテルへと入っていった。
「?」
首を傾げるキャロ。いったい何が楽しみなんだろう?と考える。
「おーい、キャロー。ホテル周辺、回るぞー」
アスカに呼ばれた為、キャロは考えるのはそこまでにして、ライトニングメンバーに駆け寄って行った。
アスカside
オレ達は先入りしていたシグナム副隊長と合流して、今後の警備の打ち合わせをした。
「ホテル周辺は山と湖に囲まれていて警備がし辛いですね。陸戦ならともかく、空から出られるとちょっと……」
オレはホテルを中心にした地図を見て湖を指した。
いざとなれば、スバルのウイングロードを足場にして戦うしかないな。
「空戦は私とヴィータで抑える。お前達は防衛ラインを突破されないようにすればいい」
地図に記されている赤いラインをシグナム副隊長が指でなぞる。
ほー、剣術をしているのに、長くて綺麗な指だなぁ。
マニキュアとかしてないんだけど、その飾り気の無いところが逆に色っぽい……ゲフンゲフン!
イカンイカン。余計な事は後で妄想しよう。
「陸士271部隊が総勢35名の人員を出していますし、そこの部隊長も出張っているから、とりあえず心配は無いと思いますが……ん?キャロ?」
オレはシグナム副隊長と話していたが、少しだけ離れた所でキャロはジッと山を見ていた。
「どうし…」
声をかけようとして、オレは違和感に気づく。
「……」
山々を見回して、オレはキャロの隣に立った。
「山が静かだな」
「……わかりますか」
オレの言葉に、キャロが不安そうに答える。
「どうしたんですか?」
オレとキャロの反応に、エリオが尋ねてくる。
「これ、間違いなく敵がくるぞ」
オレが断言すると、キャロがはい、と頷く。
「どういう事だ?説明しろ」
シグナム副隊長も、訳が分からないと言う顔をしている。って当たり前か。
「静か過ぎるんです、山が。こんなに緑豊かなのに、小動物ど
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