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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十二話 ホテルアグスタ 2
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スバルものぞき込む。
「さすがシャマルの見立てだな。隙がない」
ヴィータもその乗りについてくる。
「しかし、このような機会がないとドレスも着れないとは…少々心配になってくるな」
主の行く末を案じるシグナム。
ゆる〜い空気が流れる中…
「って、何しに行ってきたのよ!アンタは!」
スパーン!
ティアナがアスカの頭をひっぱたく。
「ま、待て待て!ちゃんと言ってきたから!僅かな異変でも連絡しろって。万が一が起こらないとも限らないし、気になった事があったら副隊長に判断してもらって隊長に連絡してもらえばいいよ」
ティアナの割とマジのキレ方にちょっと引きながら、アスカはそう説明した。
『ティアナ、大丈夫か?何か、ナーバスになってないか?』
いつもよりも神経質になっているようなティアナに、アスカは念話を送る。
『………何でもないわよ。下手打てないんだから真面目にやってよね』
額を押さえたティアナが答える。
『こんなオフザケ、いつもやってるじゃん。ちょっと力、入りすぎてるんじゃないか?』
『心配ないわよ。派遣任務の時のアンタよりはマシよ』
痛い所を突かれたアスカは苦笑してしまった。
「とにかく、気になった事があったら情報を上げて精査しよう。一人で抱え込まないで、みんなで考えような」
取り繕うように締めくくるアスカ。
その言葉に、全員が頷く。
「おし、じゃあバラけて警備再開だ。油断すんじゃねーぞ!」
「「「「「はい!」」」」」
ヴィータの気合いの言葉に、フォワードメンバーが声をそろえて応えた。
ティアナside
アタシはホテル周辺の警備をしている。
スバルはホテル内のロビー付近で、リイン曹長と一緒に警備をしている筈だ。
今のところ、ホテル内外で異常は無い。
……さっきアスカが言っていたように、鳥や小動物が全く見当たらない事以外には。
『でも、今日は八神部隊長の守護騎士団、全員集合かぁ〜』
退屈したのか、スバルが念話で話しかけてきた。
『そうね。アンタは結構詳しいわよね?八神部隊長とか、副隊長の事』
いつもなら「集中しなさい!」って怒る所だけど、何となく話をしたい気分だたので話を続ける。
『うん、父さんやギン姉から聞いた事ぐらいだけど。
八神部隊長に使っているデバイスが魔導書型で、それの名前が夜天の書って言う事。
副隊長達とシャマル先生、ザフィーラは八神部隊長の個人が保有している特別戦力だって事。
で、それにリイン曹長を合わせて6人そろえば無敵の戦力って事。
まあ、八神部隊長達の詳しい出自とか能力の詳細は特秘事項だから、私も詳しくは知らないけど』
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