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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十二話 ホテルアグスタ 2
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ゃないの?」

一通り写真を取り終えてから、なのはが聞いてくる。

「え?えーと…」

なんで来たんだっけ?と完全に目的を忘れていたアスカが考える。

「あ!そうだった!実は…」

本来の目的を思いだしたアスカは、なのは達に山が静かで、悪い事の前兆だと伝えた。

「最初はキャロが気づいて、オレもそう感じたんです。ですから、万が一の事を考えて、避難経路の確保、もしくはシェルターの準備を主催者に頼んでほしいんです」

(ティアナには怒られたけどね)

不確定な情報なので、そこまでする必要は無いと言われても仕方がない事だったが、それでも伝えなくてはと思ってここまできたのだった。

ところが、

「ええよ、伝えておく」

はやてはあっさりとアスカの警告を受け入れた。

「え…いいんですか?どちらかと言えば直感に近い事なんですけど?」

「戦闘になったら否応にも一般人を巻き込んでしまう事になるからね、今回の任務は。用心に越した事はないやろ」

基本は守る事。なら、僅かな異変も無視はできないとはやては考える。

「それに、ホテルの外と中で念話が繋がりづらいってのも分かったし。ロングアーチを介して通信路を確保せなあかんし。現場に出てみないと気づかん事も多いな」

そう言ってはやてはニコッと笑う。

「また何か感じたらすぐに連絡してや。今度は念話でも大丈夫やから」

「はい。じゃあ、戻ります」

アスカは敬礼をして、その場を後にした。





ホテル前の広場に、六課フォワードメンバーと副隊長二人が話をしている。

先に入っていたシグナムとヴィータが、新人達に図面で見るのと実際に現地を見るのとでは印象が違うだろうと説明をしていた。

ホテル周辺には、陸士271部隊の隊員がすでにスタンバイしている。

「おーい!」

アスカがホテルから出てきて、広場にいるエリオ達に手を振って駆け寄ってくる。

「あ、アスカさーん!」

エリオが手を振り替えした。

「何かいい事でもあったんでしょうか?すっごく良い笑顔なんですけど」

キャロが満面の笑みを浮かべているアスカを見てそう言う。

「どうだったの?」

ティアナが隊長の指示はどうだったのかを聞く。だが、

「いや〜、隊長達、スッゲー綺麗だったぞ!」

開口一番そんな事を言うもんだから、ティアナは大きくズッコケてしまった。

「ほら、写真撮ってきたから見ろ!」

アスカがドヤ顔でケイタイで撮った写真をエリオ見せる。

「うわぁ!フェイトさんもなのはさんも、八神部隊長も凄い綺麗だ!」

「本当だ!」

エリオとキャロが写真を見て声を上げる。

「あ、私もみたーい!見せて見せて!」
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