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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十二話 ホテルアグスタ 2
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してそうなるのか、アスカがスマホを取り出す。

「ダメダメ!」

思わぬ事に、フェイトが即時に却下する。

だが、それで引っ込むアスカではない。直接が無理なら、搦め手を使う。

『八神部隊長、何とかなりませんか?』

なぜかはやてに応援を頼むアスカ。

『なんとかなるよ〜。面白そうやし、まかしとき!』

………なぜかノリノリのはやてであった。

「まあまあ、フェイトちゃん。別に写真くらいええやないの」

「ちょっ!はやて!?」

「こんなドレスなんて中々着ないし、記念に写真撮っておいてもらっても損はなで?それに、その写真をエリオとキャロに見せたら喜ぶよ?」

はやてはさりげなく、フェイトの弱点を突く。

「う…」

エリオとキャロの事を出され、言葉を詰まらせるフェイト。

(こえ〜。さりげなくエゲツナいな、部隊長)

割と本気で思うアスカ。

(よし、もう一押し)

そんなアスカの考えは知らずに、はやてはフェイトが揺らいでいる事を見逃さない。洞察力の鋭さを無駄に発揮する。

「そういうドレス姿、エリオとキャロには見せた事ないやろ?綺麗なお母さんって、凄い自慢になるし、嬉しがると思うよ?」

「…喜ぶのかな?そんなので」

どうしよう…と真剣に悩み始めるフェイト。

「もちろんや!ねぇ、なのはちゃん?」

はやては味方を増やすべく、なのはに話を振る。

「そうだね。私服や制服と違って、ドレスって中々見られないしね」

苦笑しつつ、なのはもはやての後方支援にまわる。

(フェイトちゃんは少し恥ずかしがり屋さんだから、ちょっと慣れた方がいいよね)

「な、なのはぁ〜」

フェイトは困ったように眉を八の字にする。

(あ、カワイイ)

そう思ったアスカに、はやてから念話がくる。

『アスカ君、まだやで。ちゃんとフェイトちゃんが自分でいいよって言うまでは待つんや』

『了解です!無理矢理ではベストショットは撮れません!』

上司と部下が念話でそんなやりとりをしているとはつゆ知らず、フェイトはウンウンと唸って悩んでいる。

ウロウロと歩き回り、しゃがんで頭を抱え…そして、

「うん、いいよ。でも、へんな事に使わないでね」

了承した。

「もちろんです!エリオとキャロに見せたらきっと喜びますよ!あ、高町隊長と八神隊長もお願いしますね」

「あれぇ?私達はついでなのかな?」

「い、いえ、そんな事はないですよ!」

なのはの言葉に冷や汗をかくアスカ。

冗談だよ、と笑ってなのははフェイト、はやてと一緒にフレームに収まる。

アスカの素晴らしい写真の腕で何枚かの写真を撮る。

「ところで、何か用事があったんじ
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