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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Bその日、ミッドチルダ〜Lost Property Riot Force 6〜
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」爆発の原因だと推測。
「すずか、シャマル先生! みんな!」
ガジェットの残骸を蹴飛ばしながら廊下を突き進んでいると、ドォン!と階下から爆発音と衝撃が伝わってきた。階下に降りるために階段を目指したんだけど、階段が崩落していた。その階段は、ヴィヴィオやフォルセティと一緒に階段遊び・グリコをやった思い出のあるところだった。
「く・・・!」
2階へと飛び降りて、「みんなー!」声を掛けながら燃えている各部屋を覗き、誰も居ないことを確認しながら移動を続けていると、「っ!?」背後に気配を感じた。振り向きざまに“フレイムアイズ”を横薙ぎに振り払う。
「すごい。今の奇襲、この部隊で見破ったのはあなた1人だけ」
「なに・・・?」
あたし1人だけってどういう意味よ。それにこの部隊で、って。それだとまるで・・・。嫌な光景が脳裡に過って、「アンタ、まさか・・・!」リヴィアを睨みつける。するとリヴィアは「クス♪」ニタリと笑って、左手をこっちに差し出して握り拳を開いた。
「スノーホワイト、クラールヴィント・・・!」
リヴィアが握っていたのはすずかとシャマル先生のデバイスの待機形態だった。リヴィアの手に2人のデバイスが握られていると言うことは、すずかとシャマル先生はすでに負けた後だってことになる。
「(ルシル・・・! ホントに何やってんのよ・・・!)返しなさい、ソレはアンタが持っていていいモノじゃないのよ!」
――フォックスバット・ラン――
高速移動魔法を発動して、一瞬にしてリヴィアへと最接近をする。“フレイムアイズ”の刃の方を向けての斬撃を繰り出す。
――ケレリタース・ルーキス――
「っ!」
リヴィアの姿がなんの予備動作も無しに消滅した。地下水路でのエリオとの戦闘データは何度も観た。結果、リヴィアは高速移動魔法の他に転移スキルを有しているのだと、あたし達は結論付けた。
「フレイムウィップ!」
銃口から炎の鞭を発射して、あたしはその場で旋回しながら振るった。隊舎の廊下の壁を巻き添えに破壊しちゃったけど、今は許してほしいわ。あたしの周囲を炎の鞭で護っていたこともあって、「姿を見せたわね」リヴィアが範囲外に現れた。そしてリヴィアは右拳に魔力を付加して、大きく振りかぶった。
「ハーツイーズ・・・ストライク!」
突き出された右拳から放たれる砲撃。ここが狙い目ね。砲撃発射途中の体勢なら、転移スキルも高速移動魔法も使えないでしょう。あたしは前に倒れ込むように体を傾け、砲撃と床の間スレスレをダッシュ。その途中に魔法をスタンバイ。砲撃が途切れた瞬間にはあたしはリヴィアと肉薄していて・・・
「イジェクティブ・ファイア!」
「っ・・・あ・・・!」
銃口をリヴィアに向け、トリガー
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