暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Bその日、ミッドチルダ〜Lost Property Riot Force 6〜
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ね)12発と飛んで来た。それらを回避しつつ、「アリシア! しっかり撃墜しなさい!」あんだけ撃っておいて外してんじゃないわよ、って注意する。

『ごめん! 防がれた! 狙撃を続ける!』

「U型、メガーヌ准陸尉、ルーテシアを視認!」

すずかの言う通りガジェットU型に乗って海上からこっちに向かって来るメガーヌ准陸尉たちの姿が、肉眼でもギリギリ捉えることが出来た。アリシアの狙撃をシールドで防いでるっぽいわね。その持続力と言い、大した防御力だわ。

――アドラーフリーゲン――

――トーデスドルヒ――

先行して飛来する射撃魔法による空爆。あたしは「フレイムバレット!」で、アイリは「フリーレン・ドルヒ!」で迎撃。アイリの28発っていう物量のおかげで、その全弾を迎撃できた。

「アリサ! 海上を狙って!」

「え?・・・ええ!」

“フレイムアイズ”の銃口をU型の行く手の海上へと向けて、「イジェクティブ・ファイア!」火炎砲撃を発射。砲撃は一直線に海に着弾して派手に水飛沫を上げた。

「すずか!」

「うんっ!」

――リフリジレイト・エア――

水飛沫を瞬時に凍らせるすずかの氷結魔法。U型の飛行速度と高度、タイミングを考えれば、直撃だったと思うんだけど。すぐに「あらあら」そんな戸惑いの声が頭上から聞こえてきた。凍った水飛沫の頂上に、「メガーヌ准陸尉、ルーテシア」が佇んでいた。

(やっぱりリヴィアの姿が無いわね・・・)

「さぁ、もうひと踏ん張りといきましょうか」

「うん。ママ。さぁ、お出で・・・」

あたし達の居るターミナル全体にいくつもの召喚魔法陣が一斉に展開された。再びガジェットが召喚されてきたんだけど、「無駄よ」即座にアリシアとヴァイスの狙撃によって撃ち抜かれたガジェットは爆散していく。

「メガーヌ・アルピーノ、ルーテシア・アルピーノ。あなた達を保護します。・・・もう1人、リヴィア・アルピーノは今どこに居るのか答えなさい」

ルーテシアと同じSランクで、奇襲とはいえアリシアを戦闘不能にし、エリオを完封したリヴィア。アルピーノ家で一番強いのはおそらくリヴィアだわ。あの子の姿が見えないことが不安でしょうがない。

「自分で探してはどうかしら? 管理局設備のある立派な隊舎が、すぐ後ろに在るのだし」

『ロングアーチ。リヴィアの魔力反応はある?』

メガーヌ准陸尉の視線が隊舎の方へ向く。だったらお望み通りこっちで調べてやるわよ、っていうわけでロングアーチに通信を繋げたんだけど、「・・・!?」酷いノイズだけが返って来た。これは通信妨害を受けてるわね。

「すずか、シャマル先生。ロングアーチと連絡が取れないわ。様子を見て来て」

「・・・判った。シャマル先生」

「え
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