暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Bその日、ミッドチルダ〜Lost Property Riot Force 6〜
[5/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
薙ぎ払う。アイリは「アイスマン!」ガジェット4機の周囲の水分を急速冷凍、ゆきだるま型の氷に閉じ込めた上で「氷結の軛!」拘束杭で貫いて粉砕した。

『警告! 魔力反応増大! SランクとAAA+ランク! ・・・メガーヌ准陸尉とルーテシアです!』

アルトから報告が入る。それと同時に、あたしも肌で魔力反応を感知できた。Sランクなんてそうはいないもの。だから「すずか、スペルブーストお願い!」こちらも万全の態勢で臨むまで。“フレイムアイズ”を片刃剣ファルシオンフォームから銃剣バヨネットフォームへと変形させる。

『うんっ! ザフィーラ、アイリ、2人にも行きます! パワーブースト・スペルフォース!』

あたしたち前衛3人に、対象の魔法の威力を強化するブースト魔法を掛けてもらう。

――グリッツェンラヴィーネ――

ガジェットの召喚が止んだと思った直後、「なんじゃこりゃ!?」海の中から3ケタ近い魔力弾が横一列に飛び出して来て、カクッと軌道を変えてあたし達の居るターミナルに向かって雪崩のように降って来た。すぐに迎撃をって思ってカートリッジをロードしていると・・・

「私と――」

「私で、防ぎます!」

「アイスミラー八陣の3、ウィドゥスウォール!」

「風の護楯!」

すずかとシャマル先生がそう言って、2人は即座にシールド、それぞれ4枚ずつの計8枚が横一列に並んで展開した。直後にガツンガツンと魔力弾の雨がシールド8枚に着弾していく。

(これほどの物量攻撃、ルシルくらいしか使えないって思ってたけど・・・!)

3ケタ近い魔力弾の一斉発射なんて、なのはやはやてですら無理なこと。この薄い紫色の魔力光はメガーヌ准陸尉のもので、彼女は確か近代ベルカ式の射撃魔法使い。いくら近代ベルカ式が、ミッド式魔法をベースに、古代ベルカ式魔法をエミュレートして再現した魔法体系だからと言って、純ミッド式の高位魔導師であるなのは以上の射撃が撃てるとは思えないわよ。

『アリサ! メガーヌ准陸尉とルーテシアの姿を視認!』

『U型に乗って、海上からこっちに向かって来てるっす!』

攻撃が止んだところで入ったアリシア達からの報告に、「撃ち落しなさい」あたしは即指示を出す。わざわざ陸地に降ろして同じ土俵で戦う必要性は感じられないわ。海に落ちたところでサクッとバインドで拘束してやれば、メガーヌ准陸尉たちを傷つけることもないしね。

『りょ〜か〜い!』

――シューティングスター――

空色に輝く一筋の閃光が海上へ向けて放たれた。さらにもう1発、2発、3発、4発と撃ち続けられる。

――エッケザックス――

――トーデスドルヒ――

撃墜の報の代わりに海の向こうから砲撃1発と射撃魔法(はやて達ベルカ式射撃と同じダガータイプ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ