暁 〜小説投稿サイト〜
ファンタシースターオンライン2 -銀色を包む琥珀色の星-
第1話 出会い
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貴方達は並行世界(パラレルワールド)というものをご存知だろうか?この現実とは別に、もう1つの現実が存在する、あり得るかもしれない世界、それが並行世界(パラレルワールド)。貴方達を、その並行世界(パラレルワールド)へと案内しよう…







…私は物心付いた時から、血を見てきた。敵の血…味方の血…色んな戦いで流れた血を、沢山、沢山見てきた。でも今は…傷つくことが愛おしい…傷つけることが愛おしい…そう…だって私は…******なのだから…。
私は歩く…傷ついた身体で…疲れ切った足で…森林の中を歩く…ただ1つの気持ちを胸に…ただ歩く…そうして私の身体はぐらりと傾き…辛うじてあった私の意識は深い闇へと落ちていった…。




「…ねぇマスター…ほんとにこっちであってるの?私すっごい不安なんだけど…」
「右に同じく」
「ちょ、ちょっと2人共!?マスターの言うことくらい信じてくれないかなぁ!?」

軽快な会話をしながら森林を進む3人のアークスがいた。

「やっぱりさっきの分かれ道、右だったんじゃないの?」

彼女はこにぃ。チームAmberのメンバーの1人。チームメンバーからはこにぃたんと呼ばれることが多い。クラスはフォース。常に明るく、誰にでも接するような性格をしている。

「私もそう思うわー。まぁマスターっぽいって言ったらぽいんじゃない?www」

彼女は犬山もみじさん。チームAmberのメンバーの1人。彼女曰く、さんまでが名前らしいが、真実は謎。クラスはバウンサー。おっちょこちょいな明るい馬鹿。

「少しはマスターに任せて!?あともみじさん!ケラケラ笑わない!!」

彼はバルバテス。チームAmberのチームマスター。メンバーからは名前よりマスターと呼ばれている。クラスはハンター。仲間に対しての思いやりは誰よりも熱い。

そんな3人が森林を歩いていると、原生種が群がっているところに出くわす。

「ん?原生種が群がってる?なんだろ…2人共、ここは様子を見よう」
「私はそれでいいけどさ…もみじさんならもうあそこにいるよ?」
「あはははは原生種だー!遊ぼー!」
「(バ´・ω・`)<話くらい聞いて」

もみじさんが原生種に近づくと、一気にもみじさんに襲い掛かる…と思いきや、一斉に逃げ出した。

「あれれ?逃げちゃうの?折角遊ぼうと思ったのに…ん?」
「もみじさん大丈夫?まぁもみじさんの実力なら心配してなかったけど」
「もみじさん!!マスターの話くらい聞いてくれません!?」

バルバテスの話を無視して、もみじさんは話し始める。

「ねぇマスター…これ」
「私の話は無視ですか!?いくらなんでも…って…これは…」
「なるほど…原生種はこれに群がってたのか…」

3人
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