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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
20話『再戦』
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んだ上で対抗策を立ち上げる。ある程度性格が分かっている上に経験の少なく、武器も剣だけと言う一夏なら取るべき……と言うよりも取る事の出来る選択肢は限られる。
四季は意識を一夏から外しシャルロットの姿を探す。
「開幕直後に先制攻撃か、分かり易いな」
「……そりゃどうも。これしかできないもんでね」
ラウラの挑発にそう返しながら千冬に言われた事を思い出す。
火器が戦闘の主のこの御時勢に剣一本で銃で向かって行くなど、普通ならば単なる自殺行為である、一部の弾丸を回避したり、切り落としたり、斬撃を飛ばす事の出来る超常的な剣の実力でも持っていない限りは。故に武装が雪片しか使えない白式シリーズは三機とも欠陥機だ。
(千冬姉のようには行かなくとも、オレは仲間が勝つための勝利を切り開く鏑矢であればいい。大切なのは前に出る勇気!)
「一番槍は最も勇気ある行為、勇猛なる勇者に与えられる為の栄誉って所か」
「っ!?」
四季の言葉が聞こえたのか一夏の表情が変わる。表現こそ違うが四季の言葉は千冬に言われた事そのままだった。
「勇気の名を冠する機体に乗ってるんだ……動かない勇気って奴を見せてやるよ」
「くっ!?」
一夏の後方にいるシャルロットへと向けて牽制のために素早く取り出したマシンガンモードのビームライフルを撃つ。
「ラウラ・ボーデヴィッヒの専用機、ドイツの第三世代機『シュヴァルツェア・レーゲン』。最大の武器であるAICは現時点では一人にしか使えないと言う点が欠点って所だな……」
「ああ、全部お前に教えられた事だからな」
四季の言葉に苦笑を浮べながら答える一夏。全てガンダム忍軍&スパイメンバー達の優秀さ故の情報だ。
「貴様、邪魔をするな」
「悪いがオレにも一回戦程度で負けられない理由があるんでな」
「大体、どうやってわが国のISの情報を入手した」
「DEM脅威の情報網」
四季のその言葉にこの試合を見ていた来賓の何人かの顔が青くなる。『何を何処まで知ってるんだお前はっ!?』と突っ込みを入れたい所だが、色々と知らない方が幸せかもしれない情報が飛び出してきそうなので、怖くて聞けないと言うのが本音だろう。
「一夏、すぐにサポートに……」
「いや、いい。このまま作戦通りに行こう。流石にあの二人を同時に相手にするってのは二対二でも止めときたいからな」
「……分かった。でも無理はしないでね」
「ああ、頼んだぜ、シャル」
通信で会話を交わす二人に四季はラウラと会話しながらも注意を向けていた。
「じゃあ、デュノアはオレが相手をする。一兄はそっちに任せる」
「ふん、良いだろう」
簡潔に会話を終えて四季はビームライフルを収納し、ブ
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