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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
20話『再戦』
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くらいならバランスも悪くならないしな」
デュナスモンの言葉にそう答える。そもそも重量は重くなるが気にするほどではなく、形状は何時も使っているシールドと変わらないので気にならないので、追加武装として選んだ武器だが結構気に入っている。
『それは良いが、なんと言うか……“あいつ”を思い出す武装だな』
「あいつ?」
『ああ』
デュナスモンの言葉に疑問に思う四季だが、それを考えるのは後にして意識を対戦相手と、今回のタッグパートナーへと向ける。バックパックのスタビライザーが外れ、ビームサーベルと接続しブレードとなる。
既にお馴染みになっているブレードと雪片を構える四季と一夏。
「「叩きのめす!!」」
《試合開始》
試合開始のアナウンスが一夏とラウラの叫びと同時に響き渡る。
試合が開始すると同時に一夏はシャルと一緒に考えた作戦を改めて思いなおす。
(名付けて、『常に一対二作を心がけよう戦』)
これが他の生徒ならば先に其方を短時間で落として後で一人を二人掛かりで戦えばいいが、ラウラと四季と言う一年生最強のペア……一対一じゃ逆に直ぐに負ける自信だって有る。
だからこそ、一夏達は常に二人で攻撃するチャンスを狙い続けようと考えたわけだが、ラウラの性格と態度を考えて協力することは無いだろうと考えていたのだが、
「おおおおおおおおおっ!!!
瞬時加速
(
イグニッションブースト
)
っ!!」
試合開始と同時に
瞬時加速
(
イグニッションブースト
)
でラウラに突っ込んでいく一夏。
「ふん…………」
そんな彼へと手を翳すラウラ。それによって一夏が雪片を振り上げた体制のまま停止する。
(
AIC
(
完成停止能力
)
。……当然、一兄もその能力と欠点は知っている筈だ……)
セシリアのBIT兵装とは間違いなく相性が悪いであろう装備。最大の欠点は……
(停止させる対象に集注しなければ効果は維持できない。逆に言えば一対一では強力な武装だけど、今回みたいにタッグマッチでは使う意味は薄い……相手のタッグパートナーに無防備な姿を曝す訳だからな)
上手く連携を考えていれば見方が援護に廻れば問題は解決する程度だ。
(逆に停止させる対象の本体の他に攻撃手段が有れば、停止させられても攻撃は可能だ)
最も簡単なラウラのAICの攻略方法を思考する。最初から連携と言う言葉が思考の中に存在して居ないであろうラウラが相方なのだから、誘うだけ無駄と考えて自分からは言わなかったが、四季としては大して失敗では無いだろうとも思う。
(……正面からの突撃じゃ開幕直後でも意味は無いのは分かる筈……。だったら!)
味方との連携が不完全……出来ないのならば、相手の作戦を読
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