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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
19話『トーナメント開始』
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そろそろ時間だな」
「そうだな」
ラウラの一言で意識を現実へと戻す。そもそも、元々会話するほど彼女との間柄は良好ではなかった筈だったりする。……それでも、何気に四季がIS学園での会話時間はラウラが実はセシリアに次いで二番目立ったりする。
(……一兄達が相手か。油断は出来ないかもな)
例によって各国の国家代表・代表候補生の専用機のデータは何気に全てDEMのデータベースに存在している。
シャルロットの専用機『ラファール・リヴァイブ・カスタム』。その名の通りデュノア社の製品であるラファールのカスタム機に当たる。
……現状、学園内に存在している専用機の中では数少ない第二世代機と記憶している。……ある意味一夏の白式や秋八の黒式とは対極に当たる豊富な
後付武装
(
イコライザ
)
が特徴的と言える。……拡張性を犠牲にした近接特化の白式の相方としては良い組み合わせだろう。
確かに一度四季は一夏に勝っている。……だが、その後の僅かな期間で四季の『回羅旋斬』を見様見真似で会得した爆発力と言うべきであろう、才覚。はっきり言って四季としては世間では天才だ神童だとか言われている秋八よりも一夏の方がよほど才能が有ると思っている。
「勝ちたかったら何もせずにいることだな。私が全て一人で倒してやる」
「でも、一兄もドイツの専用機の全能力知ってるぞ」
己の強さへの自負からか、四季へとそう言い切ったラウラの顔が凍りつく。
「お前か!? また、お前の仕業か!? 他所の国の機密をベラベラと喋る趣味でもあるのか!?」
「いや、セシリアと鈴姉と一兄と一緒に訓練した序でに零落白夜のちょっとした応用の一例として……」
つまり、セシリアと鈴も全て知っていると言う事になる。だが、秋八と箒は知らないし、知っていたとしても四季が喋ったわけではない。
「応用……私の……っ!? まさか……」
「序でに相手はそれに対して堂対応するのかの一例も挙げておいた」
「お前は私の国に対して何か恨みでも有るのかぁ!?」
涙目になって怒鳴るラウラだが、四季は気まずそうに視線を逸らす。
「いや、セシリアと鈴の機体の事も全スペック把握している上に喋ったぞ」
「……お前は機密と言う言葉を知っているのか?」
「知っているけど、オレの母国は日本であってドイツでもイギリスでも中国でもないし、所属はDEMだからな」
単なる一企業……
千冬
(
ブリュンヒルデ
)
と言う絶対に敵に回したくないであろう後ろ盾を持つ一夏と秋八と違って、後ろ盾が一企業と言う四季が研究材料にならない点は……独自のルート……主にガンダム達の力によって入手した各国の機密情報がある。
下手に四季に手を出したら己の国の最新鋭の情報が……それこそ、何人もの人
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