暁 〜小説投稿サイト〜
IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
19話『トーナメント開始』
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てこいつに手を噛まれても面倒だ。まったく、ゲームで例えるならステータスは上がっても常にレベル一の状態のパートナーって言うのも本当に面倒だな……さっさと姉に強請れば良いのに……)

 それでも大事なコレクションの一人であり、『天災』を篭絡する餌でもあるのだから……色々と彼女の持っている価値は高く、失くすには惜しい物だ。そんな事を思いながらも表情には出していない。








 そんな感じで一夏を除いた二人の男性操縦者のトーナメント前の決意であるが……四季は四季でその後、己の運を心底疑問に思っていた。……まあ、一夏の所では……シャルロット相手に一夏が無意識でフラグ立ててたり、鈴にまで正体知られて四季の知らない所で更に一人秘密を知る者が増えていたりと、特に本来の歴史と大きく変わらないので、此処では省略しておこう。








 DEMフランス支社。深夜の月の光に照らされ、此処の防衛を任されているガンダム達に見送られ、G−アームズのメンバーと合流し、補給を終えた遊撃部隊の戦艦は空へと飛び立っていく。

 漆黒の空に飛び立った戦艦の向かう先に有るのはデュノア社の本社。その上空で戦艦のカタパルトが開き、そこに全身を黒く染めた『シャドウ・フレア』モードのキャプテンガンダムをリーダーとしたガンダム達が現れる。ガンセイヴァーΖ、ガンイーグルν、ガンパンツァーΖΖ、ガンダイバー、そしてキャプテンガンダム。
 隠密行動に適した姿ながらもフル装備のG−アームズのメンバーの眼下にあるのはデュノア社の本社ビル。

『3』

 彼らが無言のままカウントダウンが開始される。

「先頭は可能な限り回避、オレ達の目的は情報だ。みんな、それを忘れるなよ」

『2』

「「「「「了解!」」」」」

『1』

 彼らが作戦の内容を確認する中、カウントダウンは進む。そして、

『0』

「GO!」

 決行の合図が響いた瞬間、キャプテンガンダムの号令で六人のガンダム達がカタパルトから飛び出していく。一斉に飛び出していくG−アームズのメンバーが飛び出した姿を確認すると、艦はゆっくりとその場を離れていく。
 流石にステルス性が高く無音で飛んでいて、夜とは言っても大型の戦艦が飛行している姿は目立つ事この上ない。空戦部隊の二人以外のメンバーが自由に飛べない事を考慮しての艦の出撃だ。長時間の飛行はなるべく避けるべきとの判断だ。

「決行したか」

「はい」

 そんな艦の様子を伺っている影が二つ。円卓の騎士の一角を担う『闇騎士マーク2』と新生武者五人衆の一人『武者百士鬼改』の二人だ。
 闇騎士は流星の騎士団の一人である嵐騎士の兄であり、敵側に洗脳されていた際には暗殺部隊の隊長を任されるほどの実力者であり
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ