暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜
IFエンド 「月村すずか」
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を確認するともうすぐ夕方だ。ショウくんはわざわざいつも私の家に足を運んでくれて勉強を見てくれてる。だから私としてはお礼に晩御飯くらいはご馳走したい。
 何時に来るのは知りたいけど……仕事中かもしれないし、電話をするのは気が引ける。それに外で食べてくる可能性もあるし、勝手に作るのも良くないよね。一度に二人分も食べれるほど大食いじゃないし。
 余ったら次の日に回せばいいと思わなくもないけど、もしもショウくんに見つかって変に気を遣わせるかもしれないと思うと、彼が来て確認が取れるまでは勉強を続けていた方が良い気がしてくる。

「…………私って……ショウくんの何なんだろう?」

 不意に自分の口から洩れた言葉にドキッとし手を止める。
 私、急に何を言ってるんだろう。今までそんなこと考えたことなかったというか、友達って思ってたはずなのに。
 ショウくんは私にとって友達のはずだよね。
 小学生の時に出会った口数が少なくて無表情気味な男の子。それが私のショウくんの第一印象。だけど学校の図書室や図書館で見かけてる内に工学に興味があることが分かった。

「でも確か……」

 話すようになったのは……あのときからかな。
 今の私なら楽々届く高さだけど小学生の頃は台を使ったりしないと届かないこともあった。あの日も確か図書館で届きそうで届かない本を取ろうとしてて……ショウくんが取って渡してくれたんだっけ。
 近くにあった本を手に取ってから私のはついでだったんだろうし、本人にもお礼を言ったらそんな感じの素っ気ない返事をされた気がする。ただそれでも子供の頃から機械の話が出来る子は少ないだろうし、せっかくの機会だからってことで勇気を出して話しかけたんだよね。

「それから顔を合わせる度に少しだけど話すようになって……ただ学校だとなのはちゃんやアリサちゃんと一緒に居ることが多かったからちゃんと話してたのは図書館で会った時くらいだっけ」

 冷静に思い返してみると、実に物静かな会話をしていた気がする。内容もアニメやゲームみたいに子供らしいものじゃなくて、こういう機械に興味があるんだよねみたいな感じだったし。はたから見てた人達はこの子達は何だろうって思ってたかも。
 だけど……あの頃はそんなことを気にしたりはしてなかったなぁ。ショウくんと話すの楽しかったし。男の子と話してあんなに楽しいと思ったのはショウくんが初めてだったかな。
 少しずつ距離感が縮まる内にフェイトちゃんが転校してきて、気が付けばなのはちゃん達も含めてショウくんと話すようになってた。それで図書館ではやてちゃんと出会って仲良くなると、それまで以上にショウくんの話をするようになったんだよね。

「もうあの頃から10年以上も経つんだ……何だかあっという間に過ぎちゃった気がする」

 それ
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