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不定期短編小説 《リア充爆ぜろぃ》
《非リアによって世界は回っている。》
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感じだな。と、見まわしているとあることに気づいた。


......なんか女の子しかいない。

髪の色や肌の色は様々で国籍が違うことは見れるがみんな俺と同年代の女の子ばっかりだ、しかもかわいい。

「......あの、ここ女子専用ルームとかじゃないんですか?なんか女の子しかいないんすけど」

「えぇ、今回招集がかかった内で応じた男の子はあなただけです。」

案内役のサンタは淡々と答えた。

「え?拒否権ないんじゃ?」

「誰ですかそんなウソいったの。サンタだって人権は守りますよ。」

「招集書に書かれてたんですが」

「あぁ、じゃあ日本のサンタ長でしょうね。それ作ったのあの人ですから。」

オヤジに真紅の右足をくらわすことが決定しました。まぁそれより......


.........ハーレム展開キマシタワーーーーー!!!!!

俺は心の中でガッツポーズをした後歩みだす。さぁここから俺のラブコメがはじまるんだ!ひゃっはー!!!


★  ☆  ★  ☆  ★  ☆



というような内容のギャルゲーだった。

「.......寝よ。」


ツッコむ気力もなく俺は頭まで毛布をかぶり布団に寝ころんだ。



今年は三連休でこのイベントがさらに誇張されて展開されるだろう。
しかし、その表が大きくなればなるほど裏に生じる犠牲も大きくなる。つまり非リアがそれだけ苦しむのだ。

同志たちが映画館の奇数席をすべて買占めカップルが隣同士で座れなくしたりするあの行為はその犠牲から逃れようと抗っている姿に他ならない。しかし、だんだんと気付いてしまうものも多い。この行為はただただ虚しいだけだと。結局はネットでお互いの傷をなめ合っているのと大差ないのだと。いくらこの季節であろうと我々にも温かみが欲しい。たとえ自然の摂理に反するとしても少しは勘弁して頂きたい。

だからリア充どもよ.......

              爆発してから我らのために暖をとれ。















                           メリークルシミマスby火蝶
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