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不定期短編小説 《リア充爆ぜろぃ》
《非リアによって世界は回っている。》
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ねーぞ。



━━━━そして今に至るのである。

彼女がいないならもうバイトする意味なくね?と思った方にお答えしよう。やはり金はいるのだ。
ケーキを買って、チキンを買ってと、そしてプレゼントを買ってと、パーティにはいろいろ準備が必要なのだ。サンタのバイトと比べて時給が安いこのバイトで済むのはパーティ参加人数が俺一人になったからだけどね。いいもんクリスマス一挙放送のアニメみるから。

しかし、リア充になっている間にこの社会はアニメの一挙放送はじめ、クリスマス期間中は非リアの同志たちに対しての優遇が始まっている。なんかカップルの値段を二割増しにして同志たちの値段をを安くしたりだったり、カップル入店禁止だったり.....

極めつけはとある大学の話だが、クリスマスの過ごし方に関して注意を喚起してるところがあった。
内容はこんな感じ。

1、赤い三角帽子をかぶらない(みっともない)
2、(つがい)にならない
3、手を繋がない(一メートル以上近づかないのが最も好ましい)
4、絶対に愛をささやかない(気持ちが悪い)
5、繁殖しない

少し前の話だがこんな感じらしい。最高の同志だな。いいぞもっとやれ。

そんなことを考えながら、レジ横に置いてある売れ残ったクリスマスケーキにシンパシーを感じていると客が商品をもってレジにきた。俺はありがとうございますと一言ことわりを入れてからレジ打ちを始める..........この季節カップル多すぎて嫌になっちゃうな。今も俺がレジ打っている間に腕組んでイチャイチャ、警告しとくとそのうち後ろからナイフで刺されるぞ?まぁ警告しないんだけど。....俺は実行犯側だからな。

......時計をちらと見る。丁度バイト上がりの時間だ。.....一発やっとくか。
俺は商品を袋に入れ終わると満点の笑顔で言った。

「お会計800円に...ってお前かよ〜!久しぶり元気?..ん?またお前は....見るたびに違う女連れてんな!この子はランキング何位だよ〜wwww」

カップルのイチャイチャで幸せ満点の顔が一気に曇っていった。

ここで重要になってくるのは逃げ足である。相手に何も言わさずに逃げる!

「あ、バイト終わりの時間だわ。じゃな〜♪」

そして俺はバックへ下がる。

この後奴らがどうなろうと俺はいっさい関知しない。本当に信頼している相手だったらこんなんじゃその関係が崩れることはないだろ?だがたいていの高校生カップルとかだったらこの後喧嘩別れする場合が多い。案外もろいものなのだ。強度で言うと非リアの方が数段上だ。強さを求めるなら孤高である非リアになるべきだ。
証明するとこうだ。

カーストの頂点。それはピラミッド状になっている図を思い浮かべると分かりやすい。頂点はどうあがこ
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