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ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!・ω・`)ノ
4話 犬さんの投石術@
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投石術を得る前に、やっておく事があった。
覚えている無駄スキルの――大量削除。
僕の能力は、覚えているスキルが多ければ多いほど、習熟する効率が悪くなる仕様だから仕方ない。
さてさて、覚醒前の僕はどんなスキルを取得していたのだろ――

【保有スキルを読み上げます。
パンチラ術。パンチ術。ウンコ術。ウンコ投げ術。恐喝術。言語術。散歩。虫殺し、ゴブリンスレイヤー、オークスレイヤー、剣術、斧術、虫料理、走行術、スーパーパルメサンチーズ術、サルでも分かる内政オリ主術、なろうをBANになる方法、そんなーの叫び方、底辺小説家術……】

「覚醒前の僕!?
どんなアホな人生を送ってたんだ!
特に特定の生物を殺傷するスキルとか要らないだろ!
全削除だ!削除!」

『才能と書いて、無駄と読む』
『その心は?』
『必要がないなら、要らないでしょう』
『石を集めるモーニャンたんが可愛いお』

交信術を削除しても構わないだろうか?
いや駄目だな。
このスキルがないと、戦争が発生した時、兵力を有効利用できなくなる。
敵地の偵察にも使えるし、携帯電話みたいな利便性に浸ったら放棄なんて考えられない。

『携帯電話扱いされているオラ達』
『モーニャンたんの尻尾が素晴らしいお……とってもモフモフだお……』

邪神達の声に釣られて、僕はモーニャンを視界に収めた。
彼女の後ろ姿が可愛らしい。大きな黄金の尻尾がフリフリと左右に動いている。
尻尾が右に左にゆらーゆらー、お天道様もほほ笑みかけてきそうだ。

「石〜、石〜、石〜」

鼻歌を歌いながら、巫女服の赤い袴に、大量の石をどっさりと載せて集める様は愛玩動物のようだ。
モーニャンは数十個の石を僕の元へとゆっくり運搬して、目の前で石をドサドサと放り出す。
仕事をやり遂げて、素敵な笑顔で話しかけてきた。

「ワァン様ー!
石持ってきましたー!

「ありがとう、モーニャン。
お礼に尻尾をモフモフしてあげよう」

「わぁーい!
あれ?私の方がお姉ちゃんなのに子供扱いされてる……?
でも、気持ちいいよ……悔しいっ……?
だ、駄目だよ、私の方がお姉ちゃん何だから、しっかりしなきゃ……!
でも、気持ちいいよぉ……!」

『先に投石の練習しろ!……でも、可愛いから許す』
『うむ……時間が経過すると、追撃部隊が来ると思うぞ?』
『オラもモフモフしたいぉぉぉ!!』

僕の小さな両手が、モーニャンの尻尾を丁寧に揉みしだく。
尻尾はとっても敏感な部分だ。とっても信頼した相手にしか任せない部位だと言ってもいい。
大きな尻尾はとってもフサフサで、お日様の良い匂いがする。
どうやって洗っているのだろうか?

『この地域、人間の宗教の影響で風呂禁止ですお』
『でも、モー
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