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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
18話『トーナメントへ向けて』
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隠れ家は存在しているが、他の物は四季も知らなかったりする。
流石に簡単に見つかる所には無いだろうが、其処を拠点に活動している以上、敵の暗躍を食い止める事が出来るだろう。寧ろ全ての拠点に機械が置かれていないので逆に見つかりにくいだろう。
『何故こんな所で教官など!』
『……やれやれ』
そんな事を思いながら歩いているとラウラの怒鳴り声と千冬の呆れた様な声が聞こえた。
慌てて隠れると何故か近くには同じ様に隠れている一夏の姿もあった。……流石に四季の行動で隠密ガンダム達の隠れ家が見つかるとは限らないが、思わず隠れてしまった。
「やっ、一兄」
「四季、なんでお前まで?」
「……つい」
小声でそんな会話を交わす二人だが、直ぐに其方……千冬とラウラの方に視線を向けて聞き耳を立てる。
「あの声はラウラと千冬姉……だよな?」
「ああ、此処から見ただけでも良く分かる」
流石にズボンタイプの制服を着た小柄な銀髪の少女など一人位しか居ないだろう。そんな会話を除いているとふと千冬の経歴を思い出す。
(確か一時期ドイツで教官をしていたって聞いたな……)
だからでは無いだろうが、どうも千冬は教師と言うより『教官』と言うほうが相応しい。……本当に。
「何度も言わせるな。私には私の役目がある。それだけだ」
「この様な極東の地でなんの役目が有ると言うのですか!? お願いです教官、我がドイツで再びご指導を! 此処では貴女の能力の半分も活かされません!」
千冬を説得しているラウラの言葉が熱を増していく。
「大会に出場さえしていれば二連覇は確実、世界最強の称号『モンド・グロッソ』の称号を持つ人間はこの世に教官ただ一人のはずなのです!」
(世界最強ね)
ラウラの言葉に四季は疑問を浮べる。飽く迄IS乗りの中での世界最強でしかないと思っている四季にとっては、まだまだ狭い認識でしかないと思う。
まあ、『この世界』と言う基準ではガンダム達は除外されるが、それでもデジタルワールドと繋がっている以上、最強と名乗るには其方の『最強』も超える必要が有るかもしれない。
(だけど……)
悔しいが四季の剣はまだ千冬には届いていない。現行で最強の武器を使った上での最強の人間と言うのならば、それはあながち間違いではないとも認めている。
(本当の意味で、詩乃の為の勇者になるには届かせるしかないだろうな)
己が剣で詩乃を傷つけるもの全てを叩く。その為の『世界最強』の称号など単なる手段でしかない。
(なるほど、ラウラのやつ、千冬姉の強さに直接触れてるからこそ、あんなに心酔しているのか)
一方で一夏は彼女が何故千冬に心酔しているのかを知って納得して
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