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星がこぼれる音を聞いたから
5. おみやげ
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た時の隼鷹と、驚くほどよく似ていた。

「……あなたは?」
「ん?」

 でも、俺の耳には星がこぼれる音は聞こえなかった。

「あなたは晩餐会、楽しめた?」
「ああ。お前が言ったとおりだった。隼鷹が完璧にフォローしてくれてな」
「でしょ?」
「おまけに陸軍の人とも仲良くなれた。とても楽しい晩餐会だった」
「……」

 飛鷹は一度うつむき少しだけ間を置いたあと……

「……」
「?」
「よかったわ」

 顔を上げて俺をまっすぐ見つめながら、満面の笑顔でそう言った。

「隼鷹、綺麗だクマー……」

 そしてその時の飛鷹の目は……なぜか先程よりも、少しだけキラキラと光っているように見えた。



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