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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
17話『犠牲』
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つく。
「これを見ろ……」
そう言ってデュナスモンの差し出したのは一つのデジタマ……デジモンは死んでも一度デジタマへと戻り再び進化をやりなおす。それは善悪関係なく全てのデジモンに与えられた一つの権利だ。だが……
「おい……何の冗談だよ、それは?」
砕けたデジタマがデュナスモンの手の中でゆっくりと消えていく。……完全なる消滅……デジモンに与えられる真の意味での『死』が、其処にはあった。
「なぜだ……? ……なぜこんな事になった……」
「多分、意識を操られていた時にキャノンビーモンのデジコアにも影響が有ったせい……じゃないのか?」
考えられる理由はその程度しかないが、検証する気も無ければ手段もない。
「四季、お前達の戦いは……オレの闘いにもなったぞ。何者かは知らんがこいつ等の所業を許すわけにはいかん……」
怒気の篭った言葉を小さく呟くデュナスモン……。そんな時、四季はビームライフルを取り出し明後日の方向へと銃口を向けてトリガーを引く。
「どうした、何かいたのか?」
「多分……だけどな」
単なる直感であって、ヴレイブのセンサーには反応はなかったが……どうも敵味方関係なく超常の力を持っている連中は悉くそれを簡単に掻い潜る傾向に有る。
特に隠密ガンダムの言う所の忍術でセンサーを掻い潜る方法については一度詳しく聞いてみたいと思ったこともある。
同時にその気配が消えた瞬間、擬似デジタルワールドが崩れ始めていく。流石に人目の無い擬似デジタルワールドの中では兎も角、現実世界でISを許可無く展開していたら、色々と問題が有る。そう考えてヴレイブを解除すると現実世界へと戻った。
『デジモンの戦力データ蒐集失敗。しかし、利用価値大。研究進行推奨』
彼等の姿を見ていた一体の異形の影……魔法使いを思わせる影がそう呟きながら姿を消して言った。最後に、
『モンスターを介してのデジモンの操作実験……“成功”。二次実験の開始を推奨』
そういい残し。
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