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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
17話『犠牲』
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『いや、それはどうかと思うんだが……』
デュナスモンのツッコミをスルーしつつ、飛んでいるとアラーム音が鳴り響く。
「っ!? レーザー!? しかも、反応はデジモン?」
とっさに回避すると後方にいたキラービット達が何匹かそれに撃ち落される。しかも、正面に有るのはデジモンの反応。
「っ!?」
森を抜けて広い所に飛び出すと思わず息を呑む。……其処に居たのは一体の完全体デジモン『キャノンビーモン』。上部に巨大な武器コンテナを持って下部に大口径レーザー砲を装備した巨大なサイボーグ型完全体デジモン。だが、その威容は異常だった……。
『なんだ……あれは!?』
「キラービット」
上部コンテナが武器ではなくキラービット達の巣となったキャノンビーモンの姿にはキャノンビーモン自身の意識が感じられない。……寧ろ、群としてキラービット達の意思によって操られている様に見える。
『四季よ……一つ聞く』
「ああ」
拒否は許さないと言う意思の感じられる怒気を孕んだデュナスモンの声。ヴレイブのモニターから写るキャノンビーモンを睨む四季の声からも怒気を感じられる。
『キャノンビーモンはどうなった?』
「キラービット達に寄生されて意思を操られている。恐らくだけど、デジコアにも強い侵食を受けているはずだ」
『四季よ……オレを出せ、これ以上あの姿を曝させているのは忍びない……』
「ああ」
デュナスモンの声に従い己のデジヴァイスを取り出し、
「リアライズ、デュナスモン」
「おぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!」
デジヴァイスから飛び出したデュナスモンが一直線にキャノンビーモンへと向かって行く。それに反応するようにキャノンビーモンを巣にしていたキラービット達が一斉にデュナスモンへと向かうが、キラービットがそれなりに強いとは言え、高位の究極体のパワーの前に問答無用に粉砕される。
(妙だ)
キャノンビーモンへと肉薄するデュナスモンを見据えながら四季はそんな事を疑問に思う。キラービット達への怒りが冷めた訳では無いが、敵の動きに妙な物を感じてしまう。
「っ!? デュナスモン、止まれ!」
ヴレイブのセンサーが一瞬だが危険を訴える。敵の動きは一直線に向かうデュナスモンの真横にぶつかる位置だ。
四季はデュナスモンへと警告すると敵の反応のあった位置へとビームライフルを打つ。
「なにっ!?」
ビームが弾かれるとそれに気がついたデュナスモンが立ち止るが、デュナスモンの鎧の一部に切り傷が出来る。
「これは」
「デュナスモン、落ち着いた方が良い、敵の動きも妙だ」
「ああ、どうやら……お前の忠告がなければやられていたのはオレの方だったようだ」
デ
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