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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
16話『日常……なのか?』
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を応用したティアーズタイプの三号機の開発に着手している事で他の国に対して大きくリードしている訳だ。
「それでも第三世代機の開発に成功すればもう一度開発許可が与えられるって政府との約束も有って第三世代型の開発は急務なんだ。デュノア社でも第三世代型を開発していたけど圧倒的にデータも時間も不足していて中々形にならなかったんだ」
「そうなのか?」
「……普通はね」
疑問の視線を四季へと向ける。身近に新型の第三世代型を二つの開発した会社の関係者を前にすると、疑問に思う。
まあ、中世ヨーロッパや江戸時代までの文明レベルしかないのに科学技術では自立型ロボットや巨大ロボット開発している世界もある上に、科学技術に特化したガンダム達からの技術によって時間を短縮しているDEMが特殊なだけでは有るが。
「それでIS開発に関しての資金援助が打ち切られて、デュノア社は倒産寸前の経営危機に陥ってるんだ。しかも、フランス政府はDEMに正式に新型の開発を依頼するって動きまで有るし」
……一応、フランスにも支社はある。だが、どちらかと言うとフランス支社はフランスでの調査活動をサポートする為の隠れ蓑と言う役割のほうが大きい。それを考えると依頼された所で断るだろうが。
「それで三人……特にDEMの広告塔として活躍しているオレの流れに乗っかって、デュノア社の広告塔兼オレや一兄達に対するスパイとして送られたわけか」
同じ男性操縦者なら同じ部屋になる可能性が高い。それならば、データを盗むチャンスも多いだろう。……武器一つしか無い欠陥機と言う他無い白式、黒式のデータが役に立つかは疑問だが……。
(いや、能力を二次移行前に使えるって言うのは大きいか)
そう考え直す。それを応用できれば後付の武装と引き換えに二次移行後にしか使えない能力を使うことが出来ると言う訳だから。
「でも、優先的に持ってくる事を命令されたのは君の専用機なんだよね」
「オレか……」
シャルロットの言葉に思わず頭を抱えてしまう。が、これでデュノア社はキャプテン達の調査の対象としては……白だと言う事がよく分かった。インフラックスを盗んだのなら、それを偽装して新型と発表するだろうし、データも取り放題だろう。
「うん。折角のフランスへの技術提供をお父さんが余計な事を言って断られた挙げ句、イギリス以外の欧州連合所属の国への技術提供まで止めたって言うのに、恨んでるんだよね、あの人」
『あはは』と苦笑しながら告げるシャルロット。一夏の視線が四季へと向くが……当の四季は。
「ああ。……そう言えばそんな事を言ってたな、義父さん」
前に欧州連合所属の国々に対する技術提供をイギリスだけで取りやめた理由としてそんな事を聞いた事がある。イギリスとは
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