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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
16話『日常……なのか?』
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。
(まあ、好みじゃないけどな)
どうも貧乏性と言う訳ではないが、もう少し一般的な方が四季としては好みである。下手なホテルよりも高級なベッド等……返って落ち着かないと思う。そもそも四季は布団派であるし。
そんなどうでも良い事を考えつつ、ジャージ姿で胸に女性特有の膨らみを見せ、ベッドに腰掛けているシャルロット・デュノアの姿があった。
「……それで、確認させて貰うが……お前が『シャルロット・デュノア』で良かったんだよな?」
「うん。最初に話題を出された時は本当に驚いたよ」
「それで、なんで男装してIS学園に入学なんて真似をしたんだ。……大体見当がつくけど」
「それはその……実家からそうしろって言われて……」
四季の問いに言い難そうにしながら言い出した。
「ああ、デュノア社の社長だろ」
「そう。昨日の夜に一夏にも言ったけど、その人からの直接の命令なんだよ」
何処か虚ろな瞳で告げられるシャルロットの話は大体四季の予想通りだった。……元々キャプテンガンダム達からの調査を元にして経てた推測なので概ね違うところは無かったが、一つだけ予想していない点は、彼女と両親との関係だった。
非公式に手セュノア社のIS操縦者として生きてきたと言う所はまだ良い。実の父親だというのにあったのは数回、会話の時間も一時間にも満たないと言う話だ。己の義父とは大違いだと思う。何より酷いのは母親……社長婦人の方だ。
「随分と禄でもない連中だな」
はき捨てる様に呟く四季。調べている一件が無くてもデュノア社に対する嫌悪感が増す覚えの四季だった。
「それから少し経ってデュノア社は経営危機に陥ったの」
「え? だって、デュノア社のISのシェアは世界三位だろ?」
「いや、そうでも無いぞ一兄。数年の内には世界各国の軍に配備されているラファールは量産型νに置き換わるらしい」
「え、ええ!?」
その辺は初耳だったらしい一夏が挙げる疑問の声を四季が補足する。その辺の業界の裏事情はしっかりと知っている四季だった。そもそも、スペック的には量産型νはラファールの上位互換で……性能は圧倒的にラファールを上回る。
「結局は第二世代。第三世代の上位互換が開発されればこうなるのも無理は無いだろ」
「うん。しかも、フランスは今欧州連合の統合防衛計画で次期主力機の選定をする計画『イグニッシン・プラン』から除名されているからね。……其処に来てDEMからの技術提供を断られた事がトドメになって正式な開発許可を剥奪されたんだ」
そう言い切るシャルロットの言葉に四季と一夏は以前セシリアが言っていた事を思い出す。
イグニッション・プランではDEMの持つBIT兵器の発展系であるファンネル、インコムの技術
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