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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
16話『日常……なのか?』
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な所で戦闘狂な所が有る四季である。
多くの生徒が利用しているアリーナでの危険行為を行なった以上……それなりの罰則が与えられるのは当然。その結果、ラウラには申請していた外出許可の取り消しとトーナメント終了までの間、IS学園の敷地内からの外出禁止を罰則として言い渡されてしまったわけである。……なお、当然ながら巻き込まれただけの一夏とシャルルはお咎めなしだったそうだ。
「罰則が軽くて良かったんじゃないのか?」
「うるさい、ちっとも良くないだろうが!?」
寧ろ、シャルルが防いでくれたお蔭でラウラへの罰則もその程度で済んでいたのかも知れない。
四季の言葉に『ウガー』と吼えるラウラの図。クラス担任の千冬からも怒られたらしく、彼女にはそれが効いたらしい。しかも、自分から挑んでいた四季への宣戦布告が自分が原因でお流れに成ったと言うのは……結構格好悪い。
そもそも、放課後は学園に必要以上に残る気が無いので、トーナメント終了まで二人は試合できなくなったわけである。
「……だったら、トーナメントで戦えば良い」
「良いだろう、望むところだ」
改めて四季が代案を出した所で再び二人の一戦の約束が交わされることとなる。自分が転校するまでの間、四季が一年の間で最強といわれていたのにもラウラは納得していた。……四季は強い、一夏や秋八だけでなく他の代表候補生よりも。
……ある意味では『織斑千冬の弟』としてラウラとしては最も認めていいと評価している。だが、それ以上に彼と千冬の関係が彼女としてはもっとも気に入らないものでもある。己の求めている物を得られる立場にいると言うのに、四季はそれを足蹴にしているのだ……認められるわけが無いだろう。
「五峰四季、私と当たるまで負けるなよ」
「それはこっちの台詞だ。オレの力を見せ付けてやる」
ラウラとの約束を終えて、その日の放課後……
「悪い、四季、話があるんだ」
「話?」
帰ろうとした所で一夏に呼び止められてそう話を切り出された。
「ああ、シャルルの事なんだ」
一夏が切り出して来たのは四季の予想通りシャルルの事だった。まあ、シャルルに対して疑いを持っていた四季としては、来るべくして来たと言う心境では有るが。
「……シャルルの話しか。……“シャルル・デュノアは実は男じゃなくて『シャルロット・デュノア』と言うデュノア社の社長の愛人の娘でした”って言う話か?」
「っ!? な、なんで分かったんだ!?」
「いや、最初に会った時に探りを入れただろ、オレ?」
「……そう言えば。って、お前、あの時から怪しいって思ってたのかよ!?」
「ああ。仕草とかが明らかに女の子みたいだったからな。……はっきり言って、一兄
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