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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
16話『日常……なのか?』
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く剣技『波動剣』。不明機襲撃の際にアリーナの他に出現したシャッフルガンダム相手にゼロ炎に使った技でもある。
「……頼む、オレを鍛えて……いや、弟子にしてくれ!!!」
「いや、なんでだよ?」
当然ながら、生身で衝撃砲ならぬ『衝撃斬』等と言うマネが出来るなら、一夏としては絶対に弟子入りを頼んでいる。どう考えても世界最強である千冬でも剣術だけで衝撃砲モドキは使えない。まあ、ヴレイブやゼロ炎に乗らなければ威力は単なる牽制程度にしか使えず、難しい技なので実戦での成功率も低い、隠し芸と言うのが四季の弁だ。
四季の学んだ七星天剣流には一子相伝の伝統やら命懸けの奥義継承などは無い、寧ろ歴代の継承者の多くが兄弟を持っている事から教えても大丈夫だろうが。
「悪いな、一兄。オレはオレの技を誰かに教える気は無い」
今更剣術一つで世の中が変わるとは思わないが、七星天剣流は簡単に世に出すべきではない流儀では無いと理解している身の上であり、なによりまだ未熟だと理解している。だからこそ、一夏の頼みを断る事を選択したのだ。
……まあ、四季にとっての理想はガンダム達なのだから……高すぎるかもしれないし、其処にたどり着くのは人間を一つや二つは止めなきゃならないレベルだろう。
まあ、あまり長い事学園に残って放課後まで千冬に会いたくないと言うのも有るが。
「まあ、オレの求めている強さと一兄が求めている強さは違うと思う。……今は、な」
全てを守ると言うのが一夏の求める強さであり、四季の求める強さは大切な一人だけを守るだけの強さだ。
仲間は大切だがどうも全員が全員過去、己よりも先を行く姿が真っ先に思い浮かぶので、守ると言う評価は浮かぶ以前に浮べる事事態が失礼だと思ってしまう。
「オレの求めている強さと、お前の求めている強さは違う?」
「そう言う事だよ、一兄」
根本的に四季の求めている力は詩乃を守るための力。言ってみれば『たった一人を守るためだけの強さ』だ。
「ただ一つだけ、オレの剣の師から言われた事を言っておく」
「お、おう」
「己の求めている強さを見極めろ。例えそれが間違っているとしても、己が剣を振る理由を見極める事は何より大事だ」
誰かを守るため、何かを欲する我ゆえ……或いはただ強さだけを求める。どんな理由があったとしても、理由無く振るわれる剣こそが最も危険だと教えられた。
「オレが剣を振る理由……か」
「そう言う事」
そう言って手を振りながら四季はバイクを走らせていく。
その日の夜、DEM支社のラボの一室……四季のHi−νガンダム・ヴレイブとウイングガンダムゼロ炎以前に開発されたνガンダム・ヴレイブ以外にもコアこそ無いが数機のIS
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