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STARDUST唐eLAMEHAZE
第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#29
ETERNAL PUNISHMENT〜PHANTOM BLOOD NIGTMARE]W〜
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てくれる?」
「縁起でもねぇコト言ってんじゃあねぇ……! 
あんな酔い潰れて轟沈してる女にも手ぇ出さねぇような
クソ真面目ヤローと契約したら、好き勝手に暴れる事も出来ねーぜ……!」
 あくまで小声だが、強い感情を込めて 『本』 は言った。
 自分に向けられた死なら、それは却って狂猛な殺意を燃え滾らせるが
自分ではない “彼女” の死には、純粋に脅威を覚えた。
 でもその愛しき酒盃(ゴブレット)は澄ました顔で一言。
「あら? そうだったの? 起きたら裸だったからてっきり……」
「そりゃオメーが勝手に脱いだんだ……! 
ってか “イイ” のかよ!? それで……ッ!」
「別に……夢見がちな生娘じゃあるまいし、
ノリアキだったら別にイイわよ……
っていうか、殆ど私をそういう眼で見ないのよね、アイツ。
いつもニコニコしてるし……」
「だから戦場の直中で色惚けンなッ! 
っつか何でオレがそのツッコミ役ンなってんだよ!!」
 バギンッ!
 突如、頭上から重量一トンを超える、
大型のエアコン室外機が落ちてきた。
 強固に固められたボルトが精密に撃ち抜かれ、
傾いだ鉄塊がそのまま急速落下してくる。
 だがそれはマージョリーに影にすら触れる事なく、
路面へ衝突しグシャグシャに砕けてスクラップと化した。
「誰が、色惚けてるって? 
公私のけじめはきっちり付けるわよ。
私を誰だと想ってるの?」
「お、おう」
 不覚にも一点のみに意識が集中していたマルコシアスとは裏腹に、
マージョリーは狙撃がボルトへ着弾するより前に飛翔していた。
 さながら投石後の白鳥、射的前の白狼、
感知するモノが視力ではなく 「気配」 である故に、
先読みの如き身体運用を可能とする。
 スタンド能力を介しているとはいえ銃弾は銃弾、
裂ける気流、硝煙の匂い、微かな飛来音、
諸々を予備動作(モーション)として読みとるコトは、
一流のフレイムヘイズならさほど難しい芸当ではない。
「ほらほらッ! もっとしっかり狙いなさいよッ!
この私を堕としたければ、当てるならココよ! ココッ!」
 空を翔る紫眼の美女が、挑発するように示した場所はその眉間。
 此処より距離1200、高度88メートルの位置に潜む、
まだ視ぬ敵に告げる煽 動(アジテーション)
 この露骨な振る舞いに、スコープ越しに狭まる猛禽の瞳。
「今なら特別サービス! 
この “グリモア” の真ん中に当てたら、
30秒間止まってあげるわッ!」
「ギャーッ! 止めろ我が放逸の戯女マージョリー・ドー!!
意識だけでもイテーもんはイテーんだよッッ!!」
 女学生のような振る舞いで、快活に 『本』 を掲げる美女に
「チッ……!」
猛禽の瞳を持つ男、 『スタンド使い』 ジ
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