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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
15話『授業風景2』
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が……それはそれ、心の中までは読めないので重要な事は聞かれていない。
まあ、最初の悪態に驚いて近くに居た隠密ガンダムが様子を見に来ただけだが……
(下地が出来ていた箒だけしかまだ手に入っていない……。しかも、四季のせいでクラスのぼくを見る目まで変わってくる! だったら……今度こそ、邪魔が入らない所でぼくが力を見せてやる。ラウラ・ボーディッヒを……偽者の織斑千冬をぼくの手で倒せば、ぼくの力を学園中に見せ付けてやることが出来るんだ!!!)
そう言うと秋八は邪悪な笑みを浮かべる。
「……次の“タッグ”トーナメント……パートナーを選ばないとね。彼女は箒と組むはずだったし……」
秋八の知る本来の歴史では箒とラウラが組む事になる。ならば、自分が箒と組んでいれば相手の戦力を削れるのでは、と思う。その辺の生徒よりは力はあるはずと言う考えからそう思う。
(接点が少ないぼくとじゃ組んでくれないかもしれない……。念の為にこの役立たずを囮に、シャルロットをおびき寄せるか?)
そう考える秋八の視線は黒式へと向けられていた。ISのコアには意思が有ると言うが、こんな事を思われている相手に対して好き好んで力を貸すのだろうか、本当に疑問である。だが、そんな彼にとって黒式は本来望んだ物ではない。力を発揮できようが出来まいが、最終的に彼の望んだ機体が手に入れば用済みなのだ。
(チッ! こんな事ならぼくが一人部屋を選べばよかったかな……? いや、間違っていない筈だ。ぼくが箒と組めば、ラウラは他の生徒と組むしかないはず……四季と組むはずは無い、アイツに対して良い印象は持っていないはずだし、四季の奴がラウラと組む理由だって無いはずだ)
自分に言い聞かせるように心の中で呟く秋八。確かに今の四季にはラウラと組む理由は無い。序でに投げ飛ばされた事もあって、ラウラに四季への良い印象も無いだろう。だが、二人が組む可能性を一つだけ忘れていたりする。
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