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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
15話『授業風景2』
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も機会も限られてるし」

「はは、特にオレは他の専用機持ちより恵まれてるって自覚はあるけどな」

 DEMの社内にある自宅の直ぐ近くに24時間自由に使えるアリーナがある以上、他の専用機持ちとも違い態々学園内のアリーナの使用の申請も必要ないのだから、それも当然だろう。
 それでも、四季としてはISに関わるのはIS学園への在学中の三年間だけと決めているが、飽く迄企業代表としてDEMの看板役として活動するのも悪くないと思っている。何より……

(……最低限、元姉と元兄と決着つける必要も有るからな)

 決着をつける為にも、それまではISと言う武器は必要だろう。それを成した後はパイロットを続ける気は無いが。

「っと、足が固定されたら次は背中をラックに接続だ」

 思考が妙な方向に進んでいた所で意識を現実に戻して、指示を続ける。

「軸があったらそのまま背中を預けて」

「ほーい」

 気の抜ける返事と共に彼女が背中を預けると体のアーマーがロックされる。

「腕のアーマーはアームが挟んだら自動でロックされるから、そうなったらパージしても大丈夫だ」

「うん」

 腕のアーマーがロックされると四季は悪戯を思いついた子供のような笑みを浮かべる。ちょっと注意点を説明する序でに一箇所だけ態と間違えて貰おうと思って、敢えて指示を出さずに居る。それに彼女が気付けば良し、気付かなくても良い。どちらにしても説明する切欠にはなる。
 まあ、この場に詩乃が居れば彼の笑みの正体に気付いて止めていただろうが、残念ながら彼女が居るのは一般の学園であってIS学園ではない。だから、彼を止めるものは居なかったりする。

「よっと」

 そんな事を考えていると知らずに彼女はラファールから飛び降りる。

「起動ならびに歩行、帰投練習終わり♪」

 笑顔でそう告げる彼女が次の生徒と変わるが、

「いや、一箇所だけ注意点がある」

「あっ、コックピットに届かない」

「あっ!」

 『ほらー』と言っている彼女の前には直立したまま立つラファールの姿。当然ながら乗りにくい。

「それが注意点だ。ハンガーに設置した後は乗り込み易いようにしゃがまないとこうなるんだ。装着解除した後は動かなくなるから、次の人からは気をつけてくれ」

 そう説明した後、四季はヴレイブを装着する。

「と言うわけで、説明の都合上最後に自由に動いてもらった以上、責任はオレにあるから次の事はオレが運ぶんで安心してくれて良い」

 そう言うと他の女子二人が『ラッキー』と言っている中、一番最初だった清香がちょっと残念そうな顔を伝手居る中、最後の一人に慰められている。まあ、その辺は別段意識していない四季である。何処まで行っても詩乃さん一筋なのが四季
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