宇宙戦艦ヤマト2199 元爆撃機乗りの副長 4
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い軍人の考えだからこそ導き出される答えだ。これで本命、対抗、大穴が決まったな。あとは、どうやって固定砲台の射角を取っているかだが。う〜ん、レーザーか。レーザー、レイ、光線、光、光?光か!?
「技師長、レーザーってことは光線なんだよな」
「ええ、そうですが」
「ってことわだ。減衰するだろうが反射させることが出来るってことだよな」
オレの言葉に真田君が驚きの表情を見せて興奮する。
「それは盲点でした!!それなら確かに固定砲台でも可能です。中継用の機材を用意すれば減衰率にもよりますが、理論的にはどの場所へも精密狙撃が可能となります!!」
「やはりか!!となると、オレはこの位置がかなり臭いと思う。十分な土地があり、海も側にある。絶好の場所なはずなのに何も無いのが実に臭い。軍事的に見ても冥王星の裏ということは地球から艦隊が来てもいきなり攻撃を受けることもない。だが、熱量が感知できない」
「何らかのフィールドで覆っているのでしょう。ですが、物理的にはフィールドを超えれるはずです。物理的に干渉するなら何らかのエネルギーが観測されますから」
「よし、ならば此処が本命だ。対抗として一番熱量が高い場所、大穴で一番熱量が少ない部分の3編隊でどうにかするか」
「ヤマトはどうします?」
「当初の予定通り囮になるのだが、派手にやる。本来なら艦隊戦をやるのだが、オレなら波動砲を恐れてやらない。そしてこのレーザー砲で潰そうと考える。そこで、まともに受けてやろう。外側の装甲が破られるのを前提にして冥王星に強行、そのまま偽装撃沈まで持っていく。撃沈ポイントは此処だな」
「基地からは大分離れていますね」
「だが三式弾の射程内だ。それにここなら最低でも3機の中継機が必要になるはずだ」
「なるほど。では、この案で?」
「古代君の案は艦隊決戦中に基地を爆撃するという案だからな。両方で推し進める。艦長、意見具申!!」
ちょうど説明が終わった辺りだったのか、タイミングが良かったな。
「うむ、優先順位が決まったのかね?」
「それもありますが、おそらく遊星爆弾の精製方法が判明、また、それを利用したガミラス側が行うであろう作戦、それに対するメ2号作戦の修正案です」
「本当かね!?」
「100%とは言いませんが、7割から8割の確率です。とりあえず、ひとつずつ説明をさせていただきます。技師長」
「はい」
先程技師長と話したことを説明していく。
「なるほど。確かに可能性は高い。リスクも高いがそれを減らすことは?」
「船外服着用の上で乗組員の大半をバイタルパートへ移動。隔壁の全閉鎖に、開発が遅れてフソウに搭載できなかった特殊装置を使います」
「特殊装置?」
「空気を液体に
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