宇宙戦艦ヤマト2199 元爆撃機乗りの副長 4
[2/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
士は少ないんじゃないか?それを補うアンドロイドってところだろう」
「そんなもんなんすかね?」
「それを知るために解析を頼んでるんだよ」
「技師長、ガミラスのアンドロイド、めんどいからガミロイドでいいか。解析の方はどうだ?」
「色々と分かっています。詳しいことはいつものように資料にまとめてから補佐を付けます。とりあえず、これを地球の技術で再現することは不可能です。そして、一番重要なところは単純なプログラムの多重処理によって動くアーキテクチャで構成されていることです。これは地球の人工知能と基本的には同じです。つまり、ガミラスは同じ数学・物理学を有しているということです」
「まあ、何となくは想像付いてたがな。あいつらの航空機、運用の違いとデザインの好みの違いだけで地球の航空力学に沿って作られてたし。電文で会話できているからコミュニケーションも可能。拳銃やライフルから肉体的にも似ている。嫌だねぇ、非常に知りたくなかった」
「やはり副長もそう思われますか?」
「現実逃避しようぜ、技師長。ロマンを求めて起源の方に目を反らそうぜ。ほぼ二択の答えしかないけど」
「どちらに賭けますか」
「似たような環境下によって似たような進化が起こった方に」
「では私は同じ起源から個々に分かれてしまった方で」
オレと技師長の賭けに解析室にいた技術科の者たちが嫌そうな顔をしている。
「あの、副長、技師長、どちらの方が確率が高いのでしょうか」
「実際にガミラス人を見たことがないからなんとも言えないな。気分的にはオレの案の方が良いんだけどな」
「技師長の方でしたら?」
「地球の歴史にある人種による戦争と何ら変わらんな。規模がでかいけど」
その答えに技術科の者たちの顔が更に歪んだ。
「これより、メ2号作戦の概要を説明を始めます。この作戦はガミラス基地の壊滅を目的としています。冥王星はガミラスの環境改造により海まで存在するようになった準惑星です」
古代君がそう言って床のモニターに冥王星の地図と赤い光点が表示される。なんだ、これ?
「これは冥王星の地図とその地表に観測された熱量を表す光点だ。このいずれかがガミラスの基地だと思われています」
「技師長、そんなのがあったのか?」
「副長はご存じなかったので?」
「知らんな。メ号作戦の時に説明されてたかもしれんが、艦隊決戦で死ぬ気満々だったからな。で、特定はされてないのか?」
「はい。残りは惑星環境改造プラントだと思われます」
「ふ〜ん、もうちょっと地図を拡大できないか?」
「少しお待ち下さい。こちらが最大ですね」
新しく表示された地図はなんとか地
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ