第41話 開く扉(後編)
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「モニターに出してくれ。」
ルリ
「はい。」
モニターに、『Nジャマー・キャンセラーのデータ入手。シグーを収容のこと。』と
表示された。
光輝
「作戦通りにNジャマー・キャンセラーのデータがクルーゼに渡ったようだ。
シグーに乗っているのはラウ・ル・クルーゼだな。」
マリュー
「ラウ・ル・クルーゼ自ら?」
光輝
「ああ。ラウ・ル・クルーゼには逮捕命令が出る様に画策してあった。
プラントに戻れば、逮捕される。
それを知ったクルーゼが亡命するしか手はない。
これでクルーゼを大西洋連邦に押し付ける事が出来た。」
Sideout
Side イザーク・ジュール
アデス
「隊長…?」
イザーク
「艦長、隊長はどこに?」
アデス
「地球軍の艦隊に向かったが交戦した形跡がない。」
ヴェサリウスオペレーター
「ミスリルからの通信です。」
アデス
「何だ?」
ヴェサリウスオペレーター
「クルーゼ隊長はNジャマー・キャンセラーのデータを持って、地球軍に亡命。」
「「え?」」
ヴェサリウスオペレーター
「詳細は本国に問い合わせ願いたい。との事です。」
イザーク
「隊長が…」
アデス
「至急、本国に問い合わせろ!」
ヴェサリウスオペレーター
「は!」
Sideout
Side ムルタ・アズラエル
クルーゼ
「ミスリルにしてやられたよ。
これがNジャマー・キャンセラーのデータだ。」
アズラエル
「ほお、まさかフォックスの正体がクルーゼ隊長とはね。」
アズラエルはクルーゼからデータディスクを受け取り情報端末で閲覧する。
そこにはフリーダムとジャスティスの設計図と共にNジャマー・キャンセラーの設計図が収められていた。
アズラエル
「あっ!?
ふふふ…ははははっ…!やったぁー!」
クルーゼ
(ふ、最後の扉は開いた)
Sideout
Side マリュー・ラミアス
マリュー達は航路がばれない様に迂回して移動基地に戻っていた。
フラガ
「それでどうなっている。」
光輝
「順を追って説明する。
まず、オペレーション・スピットブレイクで作戦内容が漏れていた。
地球軍とザフト軍に内通者がいたわけだが、ザフト軍の内通者がラウ・ル・クルーゼというのは状況証拠でしかなく、確証がなかった。
そこでザラ派とクライン派の対立を様相を呈して、エターナルを奪取してクルーゼをメンデルへ誘い込む事が今回の作戦であった。
メンデルはラウ・ル・クルーゼの生まれた場所である。
そこで自分の憎しみを暴露させ、言葉質を取る。」
フラガ
「それであれか…」
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