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STARDUST唐eLAMEHAZE
第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#28
FUTURE’S MEMORYW〜Diamond Over Drive〜
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【1】



『子供……!?』
 漏れた巨竜の言葉は、半分は正しく半分は間違っていた。
 神秘なる燐光を鏤める 「人型」 のソレは確かに小さく、
幼児並の大きさだったが姿は明らかに人間とは似て非なるモノ。
 反照ではなく自ら光を放つプロテクター、
ソレが身体(ボディ)とほぼ融合しておりT字型に開けた面も、
その境目が識別出来ない。
 首筋にガスタンクのような管、しかし生々しく脈動する背面。
 無機物と有機物が一体化したような、
或いは精巧に研磨された鉱石に魂が宿ったようにも視える。
 何れにせよ宝具でも燐子でもない、なんらかの 『能力』
 背後の男の仕業とは考えにくいがまずは 『幕瘴壁』 を身に纏う。
(スタ……ンド……?)
 致死量を超える出血でほぼ闇に閉ざされたジョセフにも、
その存在は明確に映った。
 正確には、承太郎がそこにいるのと錯覚した。
 だが、そんな都合の良い話があるわけない。
それに、どう視てもスタープラチナの幻 像(ヴィジョン)ではない。
 一体、何者?
 強いて言えば、気配は娘のホリィに近いが
アノ娘が今この地にいるわけがない。
 眼前で、再び不滅の防御陣を展開する巨竜に背を向け、
名も解らぬスタンドは宙に浮いたままジョセフに近づいてきた。
(誰……だ……? お……まえ……? 
オレを……知って……いるのか……?)
 生命機能が停止しかけているので声が出ない、
でもジョセフは引き攣る躯を必死で起こそうとしながら
そのスタンドへと呼び掛けた。
 初めて会うのに、そんな気がしない。
 ずっと昔から、スタンドが発現するより前から、知っているような。
 困惑した表情で見つめる自分にスタンドは、
本当に幼子のように小首を傾げ(何故か少し淋しそうにみえた)
そして、煌めく燐光で彩られた手をそっと伸ばしてきた。
 子供が父親のズボンを掴むように、置いていかれないように、
力無く、強く、そっと。
 ギュッ。
「な――ッ!?」
 唐突に、声が出た。
 朦朧としていた意識も一瞬で覚醒した。
 すぐに来ると想っていた苦痛も淡雪のように消え去り、
否、その 「元」 が無くなっていた。
 潰れた腕、捻じ切れた脚、臓腑がはみ出しかけていた脇腹、
粉々に砕け散った義手でさえ、新品同様に “直っている”
 同時に、凄まじい力が全身に漲っているの感じた。
 全盛時を凌ぎかねない、充実した活性感。
 神秘の光が滲む “元通りになった” 両腕を、
ジョセフは茫然と見つめた。
「おまえの、 『能力』 か? 
おまえが “治して” くれたのか?」
 信じられないが、それしか考えられない。
 それに、名前も 「本体」 も解らないのに、
その小さな体を力いっぱい抱き
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