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ゲート 代行者かく戦えり
陸上自衛隊その他の装備設定1
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で、砲弾及び装薬を搭載し、自走砲に随伴し弾薬の補給を行うと共に、自走砲に搭乗しきれない砲操作要員を輸送するための車両である。主にM110を装備した特科部隊に配備されている。


防衛庁(当時)では、1984年より、各方面隊直轄の特科大隊の装備する牽引式火砲の更新装備としてM110 203mm自走りゅう弾砲の導入を開始した。しかし、M110は車体が小型であるため、車両本体には砲弾及び装薬は数発分しか搭載できず、
また、射撃に必要な13名の要員のうち搭乗できるのは5名のみであった。アメリカ陸軍では弾薬と残り8名の砲要員は随伴するM548 装軌貨物輸送車によって輸送されるが、陸上自衛隊ではM548は採用せず、
独自に国産の随伴弾薬車を開発・装備することに決定した。


これにあたっては、
M110が更新する装備である203mmりゅう弾砲M2の牽引と弾薬及び砲要員の輸送に使用されている73式けん引車の発展型を開発して装備することとされ、1983年より日立製作所によって開発作業が開始された。試作車両は新造したものと73式より改造したものが製作され、1985年にはそれぞれ砲側弾薬車(A)、砲側弾薬車(B)として完成し、各種試験が行われた。試験の結果、エンジンをM110と同じものに変更した砲側弾薬車(A)の方が、M110に随伴して行動し、同じ部隊内で運用するにはより適しているとされ、1987年に「87式砲側弾薬車」として採用された。


野戦特科部隊に装備し203mm自走りゅう弾砲に随伴して継続的に弾薬補給を行う。
開発の経緯が示すように73式けん引車の派生型であり、基本設計は73式のものを流用しているが、
弾薬庫等のある車体上部は新たに設計されている。弾薬庫には203mm砲用の弾薬であれば60発搭載できる。弾の揚降は右後部に設置された揚力約1トンの油圧式クレーンは、203mm砲弾を最大で10発吊り下げられる。


車体後部を自走砲に面して停止配置した場合、車内のガイドレールを用いて、
自走砲の装弾機に砲弾を移送できる。
車体長が1m伸びた分、転輪位置も一部変更されている。車体前部に操縦席がある。重砲けん引用の73式けん引車の車体を利用し、上構部分が兵員室や弾薬庫となっている。自衛用に車体前部天面のハッチに防盾付きの12.7mm重機関銃M2を備える。


前部の窓ガラスは、
スリット式の装甲シャッターによって爆風や銃弾から守られる。73式に装備されていた排土板、203mm榴弾砲M2及び155mm加農砲M2の野戦牽引用の牽引ブームは装備されていない。本車はあくまで「砲側弾薬車」であり、火砲の牽引車として用いることは想定されていない。





「78式戦車回収車」

全長:7.95m

全幅:3.18m

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