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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
14話『授業風景』
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「あっ、ずるい、私も入れて」

 我先にと男性操縦者の下に女子が群がっているが……一組の生徒は秋八の所には行かず、全て他のクラスの生徒達と箒だけだったりする。

「「「…………」」」

 そして、無言のままの残りのセシリア、ラウラ、鈴の三人の専用機持ち達。……一人何を考えているのか分からないラウラが居るが、他の二人は

(くっ、こんな時は私の立場が悩ましいですわ! 四季さんの班になれる機会さえないなんて)

(くっ、専用機持ちじゃ無かったら一夏の所に行ってるのに!)

 四季と一夏と同じ班になれない事に悔しがっている二人でした。

「このバカモノどもが! 満遍なく散らばれ! どうしても決まらないなら二人ずつジャンケンでもしろ! 次にもたつくようなら、次はISを背負ってグラウンドを100週させるからな!」

 放置すれば授業が進まないであろう事を察した千冬の鶴の一声でジャンケンで負けた者から離れていく。

(……まあ、少しきつい罰だな……)

 百週程度ならば日頃からしているが、流石にISを背負った経験はない為にそう思う。……特にDEM社製はどうしても全身装甲(フルスキン)の為に他社の製品よりも重いのだ。

(それにしても……)

 四季は横目でシャルルへと視線を向ける。

(妙な疑いのあるシャルルの前でヴレイブ・ブースターを見せたのは拙かったか?)

 見せ札とは言えヴレイブ・ブースターはHi−νガンダム・ヴレイブの隠し技である。使い所は誤りたくなかったのだが、今回は七星天剣流の間合いに入れて貰えなかったので使うしかなかった。
 それは失敗だったかとも思うが、流石に黙って負けるのは四季の趣味ではないのだ。

(……まあ仕方ないか)

 自分のグループのメンバーが決まる中、四季はそんな事を考える。……警戒は怠ってないとは言えないが、それでもシャルルが警戒対象であるのは変わりない。警戒しないなどと言う選択肢は最初から存在しないのだ。
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