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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
14話『授業風景』
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七星天剣流の技は使わずに戦うという選択肢など最初から取っていないが、それでも真耶が接近させてくれないのならば、作戦を切り替えるしかない。
元々それは最初から見せ札の一枚であるので見せてしまった所で何も問題は無い。
「パージ!」
「ええっ!」
突然Hi−νガンダム・ヴレイブの全身の武装が一斉に外れた事に驚愕する真耶。突然の事態に『異常が起こった』とか『整備不良』とか『勝ち目が無いから勝負を捨てた』等と言う言葉が生徒の間にざわめきと共に広がっている。
これを
好機
(
チャンス
)
と思って攻めに転じようと思ったが、シールドを中心にヴレイブから外れたパーツが空中に存在している。
「山田先生、貴女に敬意を表して使わせてもらう、オレの切り札……Hi−νガンダム・ヴレイブのもう一つの姿を!」
そう叫んでパーツの中にブレードを投げるとそれをスイッチにヴレイブから外れたパーツが鳥型の姿へと合体する。
「な、なななななな、何が!?」
「輝け……ヴレイブ・ブースター!」
「そ、そんなのってありですかぁー!」
「DEM的には、有りだ!」
光り輝くヴレイブ・ブースターの体当たりによってSEを大きく削られる真耶。実際、このヴレイブ・ブースターやらアメイジング・レヴに使われているAI制御の技術が、実はトライオンシステムの核になっていたりする。
「あー、それまでだ」
ヴレイブ・ブースターの突撃を見て暫く唖然としていたが、気を取り直して試合終了のアイズを入れる。
「さて、これで諸君にもIS学園教員の実力は理解出来ただろう? 以後は経緯を持って接するように」
内心で四季との一戦は余計だったかとも思う千冬だが、気を取り直して代表候補生二人を相手に圧勝出来たし、一年生最強と噂されている四季を相手に量産機で互角に渡り合い、一度も使っていなかった切り札の一つを出させたと有れば十分だろうと無理矢理納得する事にした。
(まったく、少しは手加減しろ……いや、事前に言っておくべきだったか?)
寧ろ、忠告がマイナスに働いたとも思う千冬だった。元々、元日本代表候補生である真耶の実力を生徒達に見せるのが目的だったのだが、その目論見は微妙に失敗したと思う。
かなりの実力者である事はセシリアと鈴の二人を圧倒した事からも分かるが、あのアタフタした性格とドジな面から生徒から舐められている。その為にこの授業の最初に彼女の実力を見せ付けようとしたのだが、政府や学園からの命令で四季にも戦わせた為に目論見は失敗に終ってしまった。狙いとしては四季の専用機のデータ……幻夢界からの脱出した際の力のデータを学園側は欲していた訳だ。
千冬の目論見が外れたのは、ヴレイブ・ブースター等と言う予想外の隠し玉を持ち出された
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