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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
14話『授業風景』
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断など出来よう筈が無い。二人のコンビヘネーションの無さは有るが、それでも機体性能と数の上での振りをそれ以外の面で補っていたのだから、
(……山田先生も隊長達と戦えるレベルか)
本気になったキャプテン達G−アームズの隊長陣と何とか戦えるレベルに有るのが四季では有るが、それは一分も持てば良い方だろう。少なくとも、対峙する事になる真耶の技量と経験は自分よりも上……油断など出来る相手ではない。
ヴレイブを展開して上昇すると真耶と対峙する。武装はビームライフルとバズーカではなく、ブレードを手にとってシールドを展開……Hi−νガンダム・ヴレイブのスタンダードな近接戦闘向けの武装だ。
「それじゃあ、お願いします」
『はい、言っておきますが助けてもらってとは言っても手加減はしませんよ。カッコいい所見せちゃうんですから!』
所定の今で上昇して真耶へと通信を入れると笑顔で返してくれた。確かに代表候補生二人と企業代表一人に勝てれば彼女の教師としての威厳も保てる事だろう。
「こっちだって、オレも負ける気はありませんよ」
千冬の狙いが何かは分からないが少なくとも手も足も出ずに負けたら、後で教官のコマンドガンダムに怒られそうで怖い。……流石は軍人、はっきり言って武者頑駄無と騎士ガンダムと違ってそう言う時は本当に怖いのだ。
『待て、もう一機のISではないのか?』
「……ああ、ゼロ炎ですか? あっちは攻撃力が高いので、学校行事など“試合”では暫く使うなと言われたんで」
一部を意図的に隠しているが本当である。シャッフルガンダム戦で分かった事だが、炎システムとバリア無効の合わせ技は凶悪過ぎる上に、射撃武器も外した場合の周囲の被害もバカにならない。故に義父から安全策が決まるまでは学校行事の試合での使用を禁止された。
付け加えるならば、ゼロ炎の中に隠されている四季が選ばれた炎のエレメンタルの神器『白炎の杖』があるのだ。敵がそれを狙っている事を考えると迂闊にゼロ炎を使うわけにはいかない。
(ゼロ炎のデータが目的取りだったのか? だとしたら、残念でしたって所だな)
流石に科学サイドの技術力では白炎の杖の事に気付かれる事は無いだろうが、それでも迂闊にその存在に注目されるわけには行かない。火、水、風、土の四つのエレメントの神器の内一つだけとは言えIS学園にもIS委員会側にもだ。
試合開始の声が響くと同時に四季と真耶は互いに動く。
ブレードを構えて一直線に真耶へと向かって飛翔する四季と、そんな四季へとライフルで牽制射撃を行なう真耶の構図が最初の動きだ。
「っ!?」
シールドを構えて直撃も牽制射撃も無視して向かって来る四季に動揺する真耶。流石に牽制とは言え真っ直ぐに突っ込んでくるとは
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