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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
14話『授業風景』
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耶へと仕掛けようとする鈴だが、丁度遠距離型のセシリアの射線に入ってしまう。
(ああ、これは二人の負けだな)
二人の試合……主に真耶の試合運びを見て四季はそう確信する。態々避け易い射撃で二人を同じ場所へと誘導し、激突させる。それによって二人の動きを止めると同時に敵を一箇所に纏める事が出来た。
その瞬間真耶は『キラァーン』と目を光らせながら笑顔を浮べる。……己の狙い通りに試合が動いたと言うのは何事でも嬉しいのだろう。
「ああ、いったん其処までで良い。……終るぞ」
セシリアと鈴のコンビネーション不足が原因で二人の敗北で終った。
「……オレも似た様な物なんだろうな……」
ガンダム達を相手に模擬戦を行なった時も二人と似た様な物なのだろうと、今回の模擬戦を見ていて思う。思わず彼女を相手に自分ならどう戦うかと試合運びを考える。
(……回避を捨てて短期決戦か。機体性能ならヴレイブが上だけど、経験値は向こうが上……技量は、実際にやってみないと分からないか)
パワーゲートでの加速を使った上で懐に飛び込んでの七星天剣流の技による短期決戦。経験値で劣る四季にとって長期戦は不利と判断したのだが、相手もそれを読んでくる可能性もある。
「状況終了します」
眼鏡を直しながらISが解除されて倒れている二人の側に立って真耶はそう宣言する。
(世界最強のIS乗りの副担任に選ばれるだけはある、か)
内心、普段はそう見えないけど、と思う。…………失礼ながら。
「山田先生、もう一試合良いか?」
「は、はい、構いませんよ」
そう言って千冬は四季へと視線を向け。
「五峰、お前だ。準備をしろ」
「あ、はい」
「すまない、委員会の方から戦闘データを集める為の五峰の試合の機会を増やす様に言われていたのを思い出した」
「……あれが原因か」
主にHi−νガンダム・ヴレイブの
特種形態移行
(
フォーム・シフト
)
やウイングゼロ炎の炎システムのデータについてだろう。DEMの技術力は他の追従を許さない……とまでは行かないが、ヴレイブやゼロ炎に使われている技術はDEM以外ではデータを元にした所で再現は不可能だろう。
「そう言う訳だ。流石に委員会からの要請は無視できん」
「……そうですね、DEM側から抗議しときます」
最後に小声で『預けていた新型を盗まれた件も合わせて』と付け加えておく。未だに盗んだ組織の事は何も分かっていないのはさすがに不安だが。
「それから、一つだけ言っておこう。今のお前では油断していたら直ぐ負けるぞ」
「流石にさっきのを見ていたら油断はしませんよ」
流石に専用機を持った代表候補生二人を同時に相手にして圧勝する様を見せ付けられれば油
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