第一章:旧校舎のディアボロス/初覚醒のスレイヴ
Change10:反撃の余韻〜Compensation for comfort〜
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ん・・・もう朝の五時か。」
俺は武器の最終点検と調整が終わりカモフラージュ用のバックに武器をしまった後、時間を確認していた。
「もうこんな時間か、朝の訓練をしないとな。」
俺はそのままリビングを出て奥にあるトレーニングルームに入った。
「スゥ〜・・・・・ハァァァァ〜・・・・・ハッ!」
俺は今一人で色々な模擬戦をしていた。自分の視覚情報に色々な武器を持つ達人や、特殊能力を持ち合わせている人物像や、異形、怪物などを投影して訓練をしている。
俺は特定の武器や拳法などはないので、こうして様々な種類の敵を連想して戦闘訓練をしている。
理由としては、この世界には悪魔などの人形の異形や、人間が稀に宿す神 器などがあるからだ。
万が一、これらの存在が敵に回った場合直ぐに対応するためだから。
だが・・・一つだけ想定出来ない相手がいる。それは、
神器の中でも強力で、なおかつ神や魔王すら一時的に越える神器、"神滅具"の所持者だ。
その中でも厄介なのが三種類ある。
●赤龍帝の籠手
この神滅具の厄介な能力は、"所有者の力を十秒ごとに倍加"これは短期決戦なら問題ないが、長期戦になるとこちらが戦況的に不利に陥りやすくなってしまう。しかもリアス部長経由で深く調べると他にも厄介な能力が歴代所有者で確認されているようだ。
●白龍皇の光翼
この神滅具は能力が少し特殊である。"対象に触れた存在を十秒ごとに力を半減し半減した力を所有者の力に上乗せする"これも赤龍帝の籠手と同じ用に対応すればいいが、それと同時に攻撃を完全に避けないといけない制約がついてしまうことだ。
●歌龍姫の聖衣
俺が危惧している三つの中でもこの神滅具は一番厄介な物になる。"所有者の歌で自信の力を強化し能力を変化させる"これは正直対応の使用がない。何故ならこの神滅具の歴代所有者全員が異なる能力を発現しているからだ。なのでこの神滅具の所有者とはできれば敵対しないことを祈るだけだ。
そして一通り訓練を終えた後時間は朝の6時になっていた。
「さて、自分とまだ就寝中のアーシアの朝食を作るか。」
とりあえずまずは朝食を作らなければ。だが教会出身のアーシアだと簡素な料理しか食べてない用に見えるから、少し豪華な朝食を作るか。
そして俺はいつもより豪華で量が多めの朝食を作り始めた。
「ふぁ〜あ・・・おはようございます、シンさん。」
朝食の盛り付けを始める頃にアーシアが起きてきた。丁度いい時間に来たな。
「おはよう。朝食が出来たからそこに座って待っとけ。」
俺は起きてきたアーシアをリビングの椅子に座らせ、
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ