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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
12話『転校生』
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を突くのは愚策だろう……寧ろ、その違和感さえも罠に誘導するための囮とさえ考えられる。
その後再起動したクラスの女子から黄色い歓声が上がった。素早く耳を塞いで難を逃れたが、行動の遅れた一夏と秋八は耳を押さえている。
「男子! 二人目の男子ッ!」
「しかもうちのクラス!」
「美形! 守ってあげたくなる系の!」
「守ってもらいたい系の四季君もいいけど、シャルルくんも素敵!」
クラスの女子がそんな風に騒いでいる。まあ、当然ながら……暴君とは言えこういう事態に対する対処には最適な存在が居る。
「騒ぐな、静かにしろ」
千冬の静かな一括が叫びを止めさせる。
「み、皆さん、お静かに。まだ自己紹介終ってませんから〜!」
真耶が転校生がもう一人居ると言われて全員がその事を思い出す。流石に四人目の男子と言うインパクトが強すぎて(四季としてはシャルルから感じられていた不信感)、もう一人の転校生の紹介が未だで有る事を全員が忘れていた。
もう一人の転校生は腰まで下している銀色の髪が特徴的な少女。白にも見える銀色の髪が原因か、何処か作り物じみた印象を与える。左目には古い映画に出てくる上級職の軍人が着けている居る様な黒い眼帯を着けている。
貴公子であるシャルルに対する『軍人』そのものの印象がある少女……。軍人と言ってもG−アームズのメンバーには無い冷たい印象……金属のような印象を与えるガンダム達では無く同じ人間から感じるとは思わなかった冷たい印象……。
近いものは、かつて、太一達から聞いたダークマスターズの一角、メタルエンパイアの『ムゲンドラモン』の持っていた冷酷無比と言うべき印象だろうか。
(……いや、そもそもISの性能から考えて軍人が代表候補でも仕方ないか……)
最後に一言、『納得できないが』と付け加えておく。優れた道具が軍事転用されると言うのは飛行機と言う礼を挙げるまでも無く存在しているので、仕方ないとは思う。
……付け加えると、ISの影に隠れているお蔭でスダ・ドアカワールドとは違い、機兵が此方では軍事転用されていないと言うのはありがたい限りであるが。
そこまで考えた後手元に有る端末で二人の公開されているデータを表示させる。
(シャルルはやっぱり自社製品のラファールのカスタム機、第二世代機とは言え……カタログスペックじゃ前のヴレイブ以下か……)
やはり、前情報通りデュノア社では第三世代機の開発が遅れているのだろうと判断する。Hi−νガンダム・ヴレイブの前段階となる機体、νガンダム・ヴレイブ。……ある意味に於いてコンセプトではシャルルの専用機に近いが、カタログスペックではνガンダム・ヴレイブが上回っている
(……そして、ドイツの機体はしっかりと第三世代機
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