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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
12話『転校生』
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は入っていないだろう。
「ドイツ代表候補生の『ラウラ・ボーデヴィッヒ』“さん”と、フランス代表候補生の『シャルル・デュノア』“くん”です」
真耶が二人を紹介する中、思い思いの事を考える。
(あの二人はドイツとフランスの代表候補生)
中国の代表候補生である鈴に続く新しい代表候補生−それも二人−の転入を意識するセシリア。
(何!? 代表候補生だと!?)
新しい代表候補生の転入に敏感に反応する箒。
(へぇ……こんな時期に珍しいな。それに専用機代持ちの代表候補生か。って言うか一人はまさか)
ある意味一夏にとっては喜ばしい事実に、もしかしたらと思う一夏。
(ふふふ……本当に待っていたよ、二人とも。そろそろ箒にも飽きてきた所だしね)
表向き何時もの爽やかな笑みを浮かべながらそんな事を考える秋八。
そして、
(デュノア!? ……それに……デュノアの家にはオレ達と同じ年頃の子供は……女の子しか居なかったはずじゃないのか?)
色々とDEMからの警戒対象になっているデュノア社の関係者と言う事もあって警戒する四季だが、それ以上にそう思う。キャプテンガンダム達からの報告によればデュノア社に男の子供は……特に同じ年頃の子供は女の子だけであった筈。
(……シャルル・デュノアじゃなくて、『シャルロット・デュノア』の筈じゃなかったか?)
キャプンテガンダムからの報告にあったデュノア社の関係者の名前を心の中で呟くのだった。
「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。こちらに僕と同じ境遇の方達が居ると聞いて転入してきました。この国では不慣れな事も多いかと思いますが、皆さん宜しくお願いします」
転校生の一人……もう一人の小柄な少女の銀色の髪と対になるような金色の髪の転校生……シャルルはにこやかな顔でそう告げて一礼した。
クラスの大半が唖然とする中、四季は注意深くシャルルの様子を注目していた。
(……男と言うには華奢だけど、それは証拠としては薄いな。顔については……オレも人の子と言えないから言う気は無い……)
外見については時折詩乃さんからも可愛いと言われる事が有るだけに、それを指摘するのは自爆になる。
その外見から正に『貴公子』と言う雰囲気を纏っているシャルルから感じさせる爽やかさは、秋八の纏っているモノとは違う……本当の意味でのそれだろう。
……だが、四季はシャルルから微かな違和感を感じていた。
(まるで無理に男装した女の子みたいな雰囲気があるな。それに……いや、決定的な証拠も無いか)
相手の目的が分からない以上、警戒するべきだろうと考える。特に相手は色々と自分達にとって暗い部分が目立つ『デュノア社』の人間だ。下手に藪
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