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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
11話『思惑』
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良いが、意図した物ならばデュノア社は強奪犯と繋がっているのではないかと邪推出来てしまう。そんな考えがミーティングルームの中に広がる中、

「ですが、今はチームを分断する危険性を考え、強奪犯として浮かび上がっている組織……其方を優先して調べるべき。そう判断しました」

 『亡国機業(ファントム・タスク)』と言う名が全員の頭に浮かび上がる。
 現在、ガンダム達が戦ってきた敵……闇の化身との繋がりを追う意味でも、遊撃部隊に当たるキャプテンガンダム、武者荒駆主、皇騎士ガンダムの三人を中心としたチームで調査・殲滅に当たっているが、実働部隊を幾つか潰す程度に留まっている。

 キャプテンガンダムをリーダーとした『ガンダムフォース』
 武者荒駆主をリーダーとした『新生武者五人衆』
 皇騎士ガンダムをリーダーとした『円卓の騎士』

 以上の三つの部隊を1つに纏めた部隊として亡国機業についての調査と殲滅を行なっている。
 本来G−アームズの司令官に当たるキャプテンが所属しているため、キャプテンがG−アームズとして活動する際には、彼が外れるので全体の指揮は皇騎士ガンダムが執っているのだが、母艦となる戦艦の運用はガンダムフォースのメンバーが中心となっている。

「チッ! そうなると連中の活動にインフラックスが使われるかも知れないって事か!」

「そうなります」

 コマンドガンダムの言葉に同意するキャプテンだが、その場に居た全員の心の中に怒りの感情が渦巻いているのが分かる。流石にガンダムを元にしたISをそんなマネに使われると言う事実に全員が怒りを覚える。

「ですが、もう1つ……最近になって、奴等が直接関与していると思われる組織の存在も浮上して来ましたし」

 此処最近、キャプテン達が掴んだもう1つの組織の存在。亡国機業(ファントム・タスク)に闇の化身が関与しているとしたら、別の組織を直接組織したと言う事になる。
 飽く迄、奴等の作り上げた組織はボスが闇の化身と言うだけで、最高幹部や実働部隊は人間であるのだろうが……

「オレ達人間を介して直接奴等が動き出した……そう言う事ですか?」

 四季の言葉に頷きあう一同。

「では、キャプテン、荒駆主、皇騎士、お前達は補給を終えたら引き続き調査を続行してくれ。だが、最優先は情報を持ち帰り帰還する事だ。勝てないと判断したら必ず撤退しろ」

「了解!」

「心得ました」

「はい」

 コマンドガンダムの言葉に各々の返事を返すガンダム達。そして、四季へと向き直り、

「四季.お前はIS学園での次の大きな催しには注意しろ。また何か有るかもしれない」

「はい」

「オレ達は何時でも救援のために、動けるようにしておこう。以上だ」

 コマンドガンダムの
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