intermission メルトの歩みpart1
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ンさんの判断の元、結社へ保護されていきました。
結社に保護されてからは様々な裏工作を教えられました。
教えられたと聞くと強制された感じがありますが実際は違い、私の意思を尊重してくれます。
私はレオンさんから剣術と剣を振るうための覚悟を、鉄騎隊のエンネアさんからは弓の扱い方を、ヨシュア君からは偵察や隠密行動の基礎を教わりました。
レオンさんから剣術を学ぶとき、手合わせするときがあるのですが1度もかてたことはありません。
レオンさん曰く「メルトの本質は別の所にある」だそうです。
レンちゃんは私以上に色々と取り込んでおり、結社で開発されていたパテル=マテルと呼ばれる人形兵器との接続に成功させていました。
それからレンちゃんの話題は「パテル=マテルはね…」と言ったものが多くなりました。
これには結社内で大喜びするもの、不安になる人に別れました。
私とレオンさん、エンネアさんの上司のアリアンロードさん(私は本人の希望でリアンさんと呼んでいます)は後者でした。
レンちゃんが心の拠り所を見つけたのはいいのですが、まだ子供なので引き返して欲しいと思っています。
私ですか?私は…両親の所に戻るのは遅すぎます。
正直『会いたい』という気持ちはあるんですけど引き返せない所まで来てしまいましたから…
ティオちゃんも両親と一旦別れたみたいです。
実はティオちゃんとはフォールドという偽名で手紙のやり取りをしていて手紙に書いてありました。
私とレンちゃんが結社について入って数年、リベールで行われる『福音計画』に執行者として参加することになりました。
私の他に参加する人はリーダーとして教授、実行者はブルブランさん、ヴァルターさん、ルシオラさん、レオンさん、レンちゃん、私、見届け役としてカンパネルラさんです。
この計画に参加する人の内、何人かはリベールに因縁のようなものがあるみたいです。
計画に関しては詳細は分かっていません。
教授は色々仄めかしてるんですけどね。
とりあえず今回はここまでにしましょう。次に書くのは計画終了後…ですかね。
「ふう…」
メルトは一通り書き終わると紅茶を口に付けた。リベール女王御用達のシロモノだ。
「お疲れさまです。貴女が書いているのを見て私も書きたくなりました」
「リアンさんも書いたらどうです?書いたものを私と見せ合って交換日記みたいなことをしませんか?」
「それもいいかもしれませんね」
部屋にはメルトの他に『鋼』の称号をもつアリアンロードがいた。結社のなかでも最強クラスの達人である。
それは戦闘の話でメルトと2人でいるときは仲のいい女友達でかなり仲は良い。
「さてと…実はリアンさんが来る前に焼いたクッキーがあるんです。レンちゃんやレオンさんも呼んでちょっとしたお茶会をし
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