暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Aその日、ミッドチルダ〜Midchilda Central Office〜
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形勢逆転だ。いくらこの娘たちでも、なのはとフェイトを相手にして勝てるわけがない。そう思ったんだけど・・・

「例の部隊の分隊長2名・・・」

「僕たちの任務はこれで完了した」

ヘアバンドの少女と光線の子供(僕ってことは少年・・・?)がそうポツリと言ったのが聞こえて、ヘッドギアの少女がキッとわたしを睨みつけたかと思うと反転して、「離脱する」飛び去って行った。他の2人も飛び去ろうとするから「待て!」引き止めようとした。でも、そんな彼女たちを追い翔ける状況じゃないことを知る。

『シャルちゃん! 上!』

なのはからの思念通話に頭上を見上げて、わたしは「やられた・・・!」歯噛みした。地上本部の物理と魔力シールドを粉砕した攻撃(ちゃんと見たら巨大なミサイルだってことが判った)が、今まさに地上本部のセントラルタワーに着弾しようとしていたんだから。

「ディバイン・・・バスタァァァァーーーーッ!」

「プラズマ・・・スマッシャァァァーーーーッ!」

なのはとフェイトの砲撃が巨大ミサイルに向かって行くけど、「っ!?」その巨大ミサイルにはAMF、もしくはシールドか、何にせよ迎撃に備えて防御機構が備えてあったらしく、2人の砲撃を弾いた。そして巨大ミサイルは突如としてバラバラになって、その中から小さなミサイルが10発と飛び出し、地上本部のセントラルタワーに続々と着弾してしまった。

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