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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
10話『新たなる力』
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の収束と一緒に、消失してしまったので、解析は出来ませんが……」
そう言うと作業台に置かれているシャッフルガンダムの残骸へと視線を向ける。
「これって、本当に同型機なんでしょうか?」
「四季の攻撃による切り口が無ければ元の形に修復するのは無理だな」
全てのシャッフルガンダムのパーツは頭部以外全てバラバラであり、1つとして同じパーツは無い。
辛うじて切断された痕でどの機体にどのパーツが付いているかは分かるが、これを同型機と考える方が無理が有るだろう。頭部以外の共通点等存在して居ないのだから。
「これは、無人機で有る事は間違い有りません。しかも、全て登録されていないコアでした」
未登録のコア……そのキーワードを聞いて千冬の中に1つだけ思い浮かぶ可能性があった。
「
遠隔操作
(
リモート・コントロール
)
と
独立稼動
(
スタンド・アーロン
)
、どちらかは判りませんが、何れも現時点では実現されていない技術です。それに、アリーナに現れた機体が作り出した空間については正体不明としか言う他に有りません」
真耶にそこまで言われて更に千冬の中で一人の人物への疑いが強くなっていく。
「五峰くんの攻撃で全機機能中枢が焼ききれていました。修復も恐らく無理かと。……ですが、あの最後の空間の事を考えるとこれで良かったのかもしれません」
言外に『迂闊に修復させてIS学園内であの空間を発生させられたら』と言っているのが判る。千冬もまた彼女の言葉にその状況に陥った場合の被害の大きさを理解してしまった。
特に生徒全員が寝静まったこの時間帯では万が一全機が空間を発生させたとして、避難も遅れてしまう。どれだけの被害がでるか分かった物ではない。
……まあ、正しく言えば幻夢界は獣騎士ベルガ・ダラスが発生させたものなので、シャッフルガンダムとは一切関係は無いが、それを知らない千冬達にそんな事を想像しろと言うのは無理があるだろう。
「でも、良かったですね、もし皆さんがあのまま脱出出来なかったら、織斑君達もどうなっていたか……。あの光には感謝ですね」
「DEMだ」
「え?」
千冬のはっきりとした呟きに真耶が聞き返す。
「恐らく、一夏達を助けたのはDEMの関係者だろう。最初に何かを抱えて飛び出して来た四季も同じ光を纏っていた」
「あれは何だったんでしょうか……?」
「恐らくだが、アリーナに飛び込んだ無人機が
二次移行
(
セカンド・シフト
)
した物だろう。あの空間は、機密保持の為の自爆の為の特殊な防御フィールド。自分だけでなく戦闘した相手も取り込む事で相手を確実に巻き込むことが出来る」
推測を幾つか挙げていくと納得出来ない点も有るが、現状ではそれが一番現実的である。
「何故直ぐに自爆しな
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