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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
10話『新たなる力』
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ベルガ・ダラスの様な存在と戦うために搭載されたシステムであり、デジモンの力を余り表に出さずに戦う為の姿でも有る。
 元々パートナーであるギルモンの究極体に位置するデュークモンの能力をアメイジング・レヴとの合体を介して使用するための機能なのだが、今回はそれが急遽デュナスモンとなった訳だ。

 意識が遠のいていく中、辛うじて機体を制御して地面に降りると通常のHi−νガンダム・ヴレイブへと戻るとそのまま意識を失いながらヴレイブが解除される。









「……っ」

 ゆっくりと意識が覚醒すると四季はゆっくりと眼を開く。全身の脱力感はブレス・オブ・ワイバーンを使った直後よりも楽だが、まだ全身に上手く力が入らない。今日のトレーニングは無理だろう。

 紅く染まった清潔な天井。病院か医務室かは分からないが、倒れた直後に此処に運ばれたのだろう。前者なら兎も角後者なら早く此処を出た方がいい。
 秋八ほどでは無いが千冬の存在も四季にとってストレス以外の何物でもないのだから。

 流石にこの状況で真っ先にそんな相手の顔など見たくも無く、声など聞きたくも無い。寧ろ、真っ先に大切な人の声が聞きたい、彼女の顔が見たい。

「四季っ!」

 何処かぼやけた意識の中でそんな事を考えている四季の耳に一番聞きたかった声が響く。

「詩乃……?」

 完全に開かれた視界の中に飛び込んできたのは泣きそうな表情の詩乃の顔だった。一番見たかった人の顔が見れた事は喜ばしいが、流石に状況が状況だけに無理だろうが出来れば笑顔が見たかったと思う。だが、先ずは聞かなければならない事が有る。

「ここは……?」

 流石に彼女がIS学園にいると言う事態、四季にとっては最悪の事態の1つに繋がる危険があるのだ。

「DEMの医務室よ。IS学園であいつらの仲間と戦って意識を失ったって聞いて……」

「……」

 どうやら、あの後DEMの方に運ばれたのだろう。それならば彼女が此処に居る理由も納得できる。

「ピヨ!」

「トリ!」

 そんなとき、突然オトモダチロボット二機が現れると空中にディスプレイが現れる。

「キャプテン司令官」

『病み上がりでこんな連絡をしてすまない。だが、なるべく早く伝えておくべきだと思ったんだ』

「?」

 空中ディスプレイに映し出されたのはG−アームズの司令官『キャプテンガンダム』の姿。彼の言葉に疑問を覚えつつ、彼の言葉に耳を傾ける。

『IS委員会からの要請でDEMから彼らに提出していた『Hi−νガンダム・インフラックス』が強奪された』

「っ!? インフラックスが!?」

 それは、四季のHi−νガンダム・ヴレイブの後継機に当たる『Hi−νガンダム・インフラッ
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